豊前市で後藤市長と対戦!eスポーツ体験会開催②

2020.12.17

豊前市後藤市長と対戦!ミニ体験会レポ②

福岡県豊前市内の「ケアポートぶぜん」にて2020年12月、後藤市長とeスポーツで対戦する体験会を行いました。現場レポ②です!

福岡県豊前市との「eスポーツ生きがい研究事業に関する協定」に基づき、10月より実施した実地調査の今年度分が終了したことをうけ、2か月弱に渡りeスポーツを体験してきた高齢者市民の方々と後藤市長が対戦してみよう!というミニ企画として開催しました。

男性に人気のグランツーリスモ

eスポーツ全くの初体験でぷよぷよ対決に勝利の後藤市長、次はグランツーリスモのタイム対決に挑戦です。

グランツーリスモはソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されているゲームソフトですが、【レースゲーム】ではなく精密なドライビングシミュレーターです。実車の世界を限りなく再現しており、プロのレーシングドライバーも唸る精密な再現性が高い評価を受けています。

男性のほとんどは若い頃から長年運転したきた!という自信があるせいか、グランツーリスモならやろうかな?とおっしゃって下さる方は本当に多いんです。後藤市長もその一人で、「これならeスポーツ初めての私でも簡単かな」と思ったそうです。

走行開始!

もはや説明要らず!という雰囲気のなかで走行開始!まずは90歳近い男性が走行、さすがこの5週間プレイして来られただけあって、しっかりとした走行でした。

続いて”オートポリスなどで実走行しているんです”とおっしゃる男性猛者が登場!驚異のタイムが出ました!この走行を見ていた後藤市長、逆に「簡単そうだ」と思ってしまったそうで…

簡単そうだ!と思われた後藤市長、わー!という間にスピン!”見ているのと全然違うんですね!”と興奮気味のドライビングとなりました。さすがの走りでベストタイムを出したオートポリス走行が趣味という男性が優勝しました。


eスポーツと高齢者

短い時間で小規模のミニイベントでしたが、たいへん盛り上がりました。ご協力いただきました利用者様も「楽しかった、ほどよく緊張しながら集中できますね」と素敵な笑顔でした。

高齢者は「社会とのつながり」(親しい人との支援のやりとりや交流、地域への参加や就労)が多様であるほど、認知症の発症リスクが低下し、最大で46%低下するという研究結果があります※国立長寿医療研究センター

eスポーツは対戦(オンライン、オフライン)を前提とする競技です。このような高齢者を対象としたeスポーツ対戦会は各地域で徐々に始まっており、作業療法士によるリハビリ分野での活用も活発化しています。高齢者の皆さんに笑顔溢れるシーンがもっと増える社会を、と想起する嬉しい時間でした。(文責:事務局鈴木)