FM福岡 【Have Fan!!e-sports】最終回!作花会長&磯貝理事長W出演

2021.3.26

FM福岡 【Have Fan!!e-sports】3月25日最終回!作花会長&磯貝理事長W出演しました

右から)パーソナリティ西川さとりさん、作花浩聡会長、磯貝浩久理事長

FM福岡 【Have Fan!!e-sports】最終回

福岡のeスポーツに取り組む様々な関係者が出演する同番組、残念ながら今回をもって最終回、いったん終了だそうです。FeRCからも多数出演させていただき、“eスポーツを科学する”という取り組みにたいへん共感して下さった同番組と西川さとりさんに感謝いたします。

同番組3月25日分のブログはこちら

ラジオでのトーク概要についてご紹介します!

この1年間の研究の紹介

①eスポーツプレイヤーのパフォーマンスと関連する認知要因の実験的検討(2020年)

FeRCの第一弾研究となったこのリサーチは、eスポーツにおいて「どう判断しているか」「どこを見ているか」といった認知要因について研究したもの。特に複数のものを同時に見る能力=複数対象追跡のスキルが上がると、グランツーリスモのタイムが短縮されたという結果が得られました。このようなトレーニングを行う事でタイムをもっと短く出来るのではないかという可能性が示された研究です。なお、この研究での複数対象追跡トレーニングはカナダモントリオール大学で開発され世界中で研究対象となっているニューロトラッカーが用いられました。

複数対象追跡(MOT)スキルトレーニングとして活用されるニューロトラッカー
研究では博多を拠点とするニワカゲームス選手が協力

ニューロトラッカーは特にeスポーツのみならず、一般の運転スキルの向上、リアルスポーツアスリートによる競技スキル向上、学習時における集中力持続時間向上などが期待され、幅広い分野で活用されています。

②競技レベルの違いによるeスポーツプレー中の視覚探索方略及び感情状態の比較(2020年)

感情状態はeスポーツプレー中の脳波を測定し、熟練者と非熟練者を比較しました。熟練者はプレー中もリラックスした状態をキープし、途中不安になったりせず安定した脳波の状態でプレーが出来ている事が明らかになりました。非熟練者は場面によって興奮したりするなど感情の起伏がみられました。eスポーツ熟練の為には、感情の起伏を抑えコントロールするトレーニングが重要ではないかと示唆されました。

研究にあたる古門良亮先生(西日本工業大学)
FPS熟練プレーヤーは画面のどこを見ているか

視覚探索方略は、プレー中いつどこをどれくらい見ているか、という測定を行いました。熟練者と非熟練者で大きな違いがあり、熟練者は味方の動きをよく見る事が多いという事が数値として明確に確認できました。チームプレー、チームワークが重要なゲームにおいてこれはたいへん面白い結果でした。

③ゲーミンググラスがeスポーツ使用時の自律神経に及ぶ影響(2021年) 詳細はこちらを参照

eスポーツによって身体的精神的疲労が考えられますが、それらに対してゲーミンググラスがどのような影響を及ぼすのか調査しました。結果、ゲーミンググラス(ニデック社G-SQUARE)を使用すると疲れにくくなることが自律神経のデータから明らかになりました。

G-SQUAREとニデック社インタビュー記事はこちら  

TEHC.C福岡でのプレーヤー自律神経測定
G-SQUAREウェブサイトにて公開

④eスポーツ実施を通した地域高齢者の認知症予防(2021年) 一般公開資料はこちらを参照

福岡県豊前市との協定に基づき行いました。eスポーツ(グランツーリスモ・ぷよぷよ)をおこなった群とおこなわなかった群にわけ様々な指標で評価しました。まず一つ、高齢者の生きがい・幸福感が変わるのか調べたところ、明確ではないがeスポーツをおこなった群は実施後の方が「昔の自分を取り戻した」傾向が見られました。認知機能そのものはトレイルメイキングテストとワンバックタスクによって脳の情報処理能力について調べました。これもeスポーツ実施による改善傾向が見られました。身体能力においては開眼片足立ちと握力について調べたところやはり向上の傾向が見られました。※豊前市報告会の模様はこちら

豊前市では後藤市長も参加の対戦会開催も
開眼片足立ち測定。eスポーツによる身体能力の変化も調査

対象人数がそれほど多くなかったので明確な差として出せるまではいきませんでしたが、このように良い影響の可能性として示されたことが大きかったです。今後は対象者を増やしながら継続的に研究していきたいと思っています。豊前市後藤市長はたいへん積極的にeスポーツにも期待を寄せられ、後藤市長との対戦会は大いに盛り上がり、高齢者に対するeスポーツの可能性の大きさ・楽しさを感じました。

今後の展望について

作花会長:豊前市研究を評価頂いた会員企業リーフラス株式会社さんが、大分県中津市の温泉宿泊施設コアやまくに内にeスポーツ機材を揃え、地域で愛されるeスポーツ施設山国eeeスポーツフィールドをオープンさせました。(オープニングイベントの模様はこちら)このように各地域で気軽に皆で楽しめるeスポーツの動きに繋げて行けたらと考えています。また普及に伴い増えるeスポーツプレーヤーに対するアンケートリサーチも進めて行く予定です。

磯貝理事長:研究方面の展望として、FeRCの研究者や企業の共同執筆で「eスポーツの科学的な視点」で執筆した本を出版予定です。(現在年内出版に向け執筆中)またこれまで自然科学的な研究が多かったのですが、今後はこれに加え社会科学、例えば町おこしのコミュニティ的な研究でまとめてみるなど、幅広い参画研究者のお力でやって行きたいと考えています。


FM福岡 【Have Fan!!e-sports】は将来eスポーツで活躍する未来人の育成を目指して、関わる人々が毎週様々に出演してきました。
(これまでの主な出演者)
中島賢一さん(福岡eスポーツ協会会長)☆古賀聡さん(ニワカソフト株式会社代表取締役)☆作花浩聡会長(大原学園福岡校eスポーツ部顧問)☆磯貝浩久理事長(九州産業大学)☆西薗秀嗣教授(九州産業大学)☆谷川剛士先生(TECH.C福岡)☆伊藤僚洋先生(FPSゲーミングコーチ)☆大原学園eスポーツ部の皆さん☆神崎保孝先生(臨床心理士)☆ニワカゲームス古川選手/荒木選手/龍選手/小田英天取締役/eスポーツ事業部太田寛さん☆鈴木達朗事務局長(FeRC)☆古門良亮先生(西日本工業大学)☆夏目季代久教授(九州工業大学)☆平良美津子先生(福岡市立こども病院眼科視能訓練士)☆井上一馬さん(リーフラス株式会社専務執行役員)☆TECH.C福岡福田歩先生塩川実都先生その他多数
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豊前市と【eスポーツいきがい研究事業に関する協定】を締結

2020.10.1

「豊前市 FeRC eスポーツいきがい研究事業に関する協定書」締結について

右から夏目季代久教授、作花浩聡FeRC会長、後藤元秀市長、林田冷子市民福祉部長(豊前市)

プレスリリースはこちら 豊前市協定書調印プレスリリース10月1日(pdf)

協定書調印式

“eスポーツを科学する”産学連携共同研究事業体「福岡eスポーツリサーチコンソーシアム」(通称FeRC/福岡市/会長作花浩聡)は2020年9月28日豊前市(福岡県)との間に【eスポーツいきがい研究事業に関する協定書】を締結、豊前市役所内にて同日調印式を行いました。

 この協定はeスポーツによる高齢者の認知症予防・健康寿命の延伸及び健康増進の向上を図ることを目的としたeスポーツいきがい研究事業に対して、両者が相互に協力する包括的な連携を定めたものです。

■調印式コメント

後藤元秀 豊前市長-豊前市で高齢者研究事業を具体的に進める第一歩が刻まれた。eスポーツといえば若者が0.01秒を競う頭の中のスポーツ、オリンピック種目採用も期待されている。この知的スポーツが高齢者はじめ万人に普及していく中で、豊前市は高齢長寿の方々が多い地域であり、こうした方々がeスポーツを通じて心身共により楽しくなる、脳の活性化、健康寿命が伸びていく。そんなチャンスを与えてくれるのではないかと考えている。研究事業を通じてもし実証できれば、“豊前スタイル”として全国に広がっていく、そんな夢も描けるのではと期待している。FeRCの調査研究を豊前市として全力でバックアップしていきたい。

 

作花浩聡 FeRC会長-この豊前市での高齢者研究をきっかけに、全世代にeスポーツが文化として定着できるようにFeRCとして貢献していきたい。また、「地域活性化×eスポーツ」も大切なキーワード。オンライン配信によりイベントは全国どこでも開催でき、世界に発信が可能。例えば豊前で行ったイベント配信を通じて「豊前市に行ってみたい」と思ってもらえるような地域活性化・地域創生効果も充分持っているのがeスポーツ。いろいろな壁を払拭できるeスポーツの効果を常に念頭におきながら、調査研究に取り組みたい。

夏目季代久 九州工業大学教授-eスポーツは様々な種目があるが、高齢者の認知機能増強にどのような効果があるか諸外国の報告を踏まえながらしっかりと調査していきたい。認知機能増強によっていきがいの促進になればと思う。また、このような研究事業が豊前市を起点に全国に広がっていくよう努力していきたいと考えている。

 

 

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FM福岡 【Have Fan!!e-sports】鈴木事務局長出演

2020.9.27
FM福岡 の番組【Have Fan!!e-sports】に、FeRC鈴木達朗事務局長が出演しました。
FM福岡は福岡に根ざす局として、e-sportsに携わる人々とのトークを通じて積極的にe-sportsのサポート&発信をしています。
パーソナリティ西川さとりさんは素敵なお人柄とアットホームな雰囲気のなかで楽しく話を引き出して下さり、おかげさまで話が盛り上がったことから2週連続の出演となりました。
①9月17日(木)25:00~放送分
 フェルク設立に関わった経緯、2020年2月に設立されたフェルクの現況、進行中の3つのリサーチなどについて。
右:パーソナリティ西川さとりさん 左:鈴木事務局長
②9月24日(木)25:00~放送分
 鈴木事務局長の本業である弱視斜視治療の支援連携プロジェクト「みるみるプロジェクト」について、またeスポーツと眼について。eスポーツへの社会のイメージについては明治時代の「野球害悪論」などを挙げながら“物事へのイメージは時代と共に変遷する”など。
みるみる手帳
FM福岡収録スタジオにて
FM福岡 【Have Fan!!e-sports】は将来eスポーツで活躍する未来人の育成を目指して、関わる人々が毎週様々に出演しています。
(これまでの主な出演者)
中島賢一さん(福岡eスポーツ協会会長)☆古賀聡さん(ニワカソフト株式会社代表取締役)☆作花浩聡会長(大原学園福岡校eスポーツ部顧問)☆磯貝浩久理事長(九州産業大学)☆西薗秀嗣教授(九州産業大学)☆谷川剛士先生(TECH.C福岡)☆伊藤僚洋先生(FPSゲーミングコーチ)☆大原学園eスポーツ部の皆さん☆神崎保孝先生(臨床心理士)☆ニワカゲームス古川選手、荒木選手、龍選手 その他多数
ラジオクラウド(スマホアプリ)で過去放送分も聴けます。宜しければお聴きください。
 
 
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9/19会員限定セミナー盛況にて終了

2020.9.24

フェルク会員限定セミナー第2回は9月19日(土)WEBにて盛況のうちに終了致しました

大原学園福岡校eスポーツ部室から配信

今回は原点回帰、【eスポーツを知ろう!】【お父さんのためのeスポーツ講座】という事で、eスポーツをもっと知りたいという参画研究者のために豪華講師陣が担当してくださいました。各講師の皆様、ご多忙のところありがとうございました。以下、感謝と敬意を込めてご紹介致します。

中島賢一さん (フェルク特別顧問・福岡eスポーツ協会会長)
 もはやeスポーツという言葉の次に出てこられるというくらい、eスポーツ普及と発展のため活躍されている中島賢一さんに登壇頂きました。eスポーツの定義から現在世界や日本各地での状況、そしてこれからのeスポーツの発展する方向性や研究余地など、多岐に渡ってご講演くださいました。中島会長(※福岡eスポーツ協会会長)ならではの最新情報もたくさん盛り込まれた内容は圧巻でした。eスポーツのビジネス面での情報は参画企業にとって特に非常に関心の高いお話でした。
中島会長講演。貴重な情報を惜しげもなくお話し下さいました
中島さんは日本トップクラスのeスポーツ界超多忙人
 なお、中島会長はVoicyにてチャンネルを持たれており、そちらでも後日この講演についてお話しくださっていました。
ニワカゲームス 小田英天さん・古川拓己選手(ニワカソフト株式会社)
 グランツーリスモでは国体2位の選手を輩出するなど、博多でeスポーツプレーヤーの育成ラボを持つチーム・ニワカゲームスさんにお願いしました。小田さんによる同タイトルの基本解説、チーム方針や理念などをお話し頂いたのち、古川拓己選手には実際に走行しながらプレーヤーとしての解説をして頂きました。ニワカゲームスは実際の自動車産業との関わりを大切にし、きわめて社会性の高いeスポーツチームを志しておられる素晴らしいチームです。
ニワカゲームスさんが目指すeスポーツを通じた学びと挑戦
ニワカゲームス古川拓巳選手
「まったり」さん (格闘ゲームイベントHMCオーガナイザー)
 鉄拳プレーヤーとしてカリスマ的存在(※本人否定)のまったりさんが登場!鉄拳の基本操作から醍醐味、プレイのコツからメンタルまで、実際にプレイしながら幅広く易しく解説頂きました。強い福岡愛を持つまったりさんは、「eスポーツを通じてこの福岡に一人でも多くの人に来て欲しい、街を知って欲しい」と、まさに地域振興地域活性化としてのeスポーツを目指されている方でもあります。軽快かつ安定のトークの数々に参加者も引き込まれました!お人柄も穏やかでウィットに富み最高です!
プレイしながら解説下さる「まったり」さん。軽快で分かりやすいトークに引き込まれました
大原学園福岡校eスポーツ部室から発信
伊藤僚洋先生 (ゲーミングコーチ・TECH.C福岡講師)
 レインボーシックスシージの元プロプレーヤーであり現在ゲーミングコーチとしてTECH.C福岡で講師としてご活躍の伊藤僚洋先生が登壇。FPSゲームとしてたいへんな人気を誇る同タイトルの基本的なプレイ操作、プロとアマの違い、プレーヤーの動機・メンタルなどをしっかりと講義頂きました。伊藤先生はコーチとして教育メソッド構築を志しておられ、「考えること」を軸に学生の指導にあたられています。
「考えること」を最も大切にした指導。伊藤先生
参画研究者のため、まずは基本の解説から
フェルク会員の方へ
 ご講演の動画は、会員専用ページにアップしておりますので、参加できなかった方もアーカイブとしてご覧頂けます。ご確認ください。
 
あらためまして、豪華講師陣の皆様、ありがとうございました!
フェルクでは毎月1回、会員限定セミナーを開催してまいります。幅広い専門家の集まるフェルクならではのセミナー、ご期待ください。
 
ご興味のある個人・企業・学校・研究者の方は、ホームページ入会案内をご覧ください。
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プレスリリース配信【会員限定セミナー報告】20年8月31日

2020.8.31

2020年8月31日配信プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000064566.html

福岡発のeスポーツ研究組織「福岡eスポーツリサーチコンソーシアム」(FeRC)eスポーツセミナー第1弾を開催

心理学の専門家「eスポーツやゲームの健全かつ健康的な活用のために『学術的有用性』を明らかにするべきだ」と提言

福岡eスポーツリサーチコンソーシアム    2020年8月31日 13時20分
 
福岡の大学・専門学校の教員やIT企業の役員などが今年2月に「eスポーツを科学する」を理念に立ち上げた「福岡eスポーツリサーチコンソーシアム」(FeRC)が8月19日(水)、会員限定のeスポーツセミナーをオンライン上で初開催しました。
当日はFeRCに参画している研究者が、eスポーツ分野の知見を講演する「研究者講演」、会員企業がeスポーツ関連商品をプレゼンテーションする「企業ミニセミナー」を催したほか、現在進行中のeスポーツ研究の進捗状況も報告され、まさにeスポーツ談議が目白押しの夏夜となりました。

FeRCは福岡発のeスポーツ専門研究組織

「福岡eスポーツリサーチコンソーシアム」(FeRC)は、「eスポーツを科学する」のミッションのもと、主に福岡県内の大学・専門学校の教員をはじめとする有識者やIT企業の役員などの関係者が集結し、今年2月に発足しました。目下、eスポーツの機能を科学的に解明し、eスポーツの普及・発展、そして選手の健全育成に寄与するため、実験・調査や学会発表などの研究活動に取り組んでいます。

福岡発のeスポーツ研究組織。全国的にも珍しい
2020年2月設立総会時会員(一部)作花会長・磯貝理事長の呼びかけにより設立

これまで、FeRC理事長で九州産業大教授の磯貝浩久先生の研究チームが行ったeスポーツのトップ選手を被験者とした実験では、eスポーツのパフォーマンスアップに認知トレーニングが有効である可能性が既に明らかにされています。現在は、高齢者を対象としたeスポーツの機能性に関する研究や、eスポーツが人体の自律神経などに与える効果測定など複数のプロジェクトが進行中で、特に高齢者研究では県内の自治体からも全面的な後援を受け、注目されています。
そのほか、eスポーツ市場向けの商品開発で地元企業とコラボレーションを行うなど、eスポーツを活用した地域社会の活性化にも力を注いでおり、研究組織の特長を活かしたFeRCの新たな試みに、産官学やメディアからも関心が寄せられています。
FeRCは当初、福岡市科学館(福岡市中央区)で今年3月にeスポーツセミナーなどの啓発イベントを予定していましたが、当時の新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況に配慮して開催を延期。オンライン上で行うウェビナーに形式を改め、今回がeスポーツセミナーの初開催となりました。

写真:研究活動を後援する福岡県豊前市の後藤元秀市長(中央)FeRC作花浩聡会長(左)FeRC磯貝浩久理事長(右)
写真:地元民放RKBの「発掘ゼミ!!」取材を受けた磯貝理事長(左)と番組リポーターのPA:LADIN Taichiさん

【セミナー報告①】日本初、心理学とeスポーツの「二刀流」講師が登壇

研究者講演では、FeRC運営会員で参画研究者臨床心理士・神崎保孝先生が「臨床的に見るeスポーツの機能と課題」をテーマに登壇しました。神崎先生は、普段は教育委員会スーパーバイザー、総合病院アドバイザー、民事訴訟事件裁判鑑定人などとして、学校や病院でカウンセリングなどの臨床活動、教員や医療従事者への研修指導を務めています。一方、日本で初めて心理学の専門家としてeスポーツチーム「ニワカゲームス」と顧問契約を結び、メンタルアドバイザー・メンタルコーチの立場でeスポーツ選手の指導に当たっている「心理学とeスポーツの二刀流」です。
ニワカゲームスは、FeRC会員企業の「ニワカソフト株式会社」が立ち上げた地元福岡のeスポーツチームで、今や「グランツーリスモ」の国体準優勝選手らを擁する日本トップレベルのeモータースポーツチームです。今シーズンは、国体福岡県代表選手を4名輩出したほか、プロレーサーも参戦した「JeGT GRAND PRIX」でもチーム優勝を飾りました。

また、神崎先生自身が学生時代に大手ゲーム会社プロデューサーからの依頼で企画参加した経験を持つためゲームに造詣が深く、「ゲーム症(障害)」が新設されたWHOのプロジェクトにも参加経歴がある専門家としての立場から、eスポーツやゲームの健全かつ健康的な活用の啓発のためメディアなどにも出演しています。

講演では、主に教育や医療の分野からゲームに対して厳しい目が向けられている現実を指摘しながらも、将来eスポーツ選手になることを夢見て闘病を続ける小児患者の臨床ケースについて解説。また、メディアを通じてFeRCの研究活動を知った知人教員がゲームに対する見方を変えた例が紹介され、FeRCの取り組みによってゲームの「学術的有用性」を明らかにし、現在の「競技性」「エンターテイメント性」と三本柱を組むことで、将来的に社会におけるeスポーツやゲームの健全かつ健康的な活用を目指すことができると提言しました。

写真:FM FUKUOKA「Have Fun!! e-sports」出演時の神崎保孝先生(右)とパーソナリティ西川さとり氏
図:神崎先生はFeRCの取り組みによって「学術的有用性」「競技性」「エンターテイメント性」の三本柱でeスポーツやゲームを健全かつ健康的に活用する提言を行いました

【セミナー報告②】眼科医療機器最大手がeスポーツチームと共同開発したゲーミンググラスを紹介

企業ミニセミナーでは、FeRC会員企業の「株式会社ニデック」の高橋大氏が登壇しました。ニデックは、覗き込むと気球が見える視力検査機器でお馴染みの、世界的なシェアを持つ日本の眼科医療機器リーディングカンパニーです。高橋氏は、eスポーツ市場向けに展開している商品として、eスポーツチーム「DetonatioN Gaming」と共同開発したゲーミンググラス「G-SQUARE」についてプレゼンテーションを行いました。

G-SQUAREは、eスポーツの生命線である目を保護し集中の持続や疲労の軽減をサポートするために開発された眼鏡で、「レクアメッシュ・コーティング」と呼ばれる六角形の網目状の特殊なコーティングをレンズに施すことで、まぶしい光の透過を抑えて視認性を高められるように設計されています。また、ゲームプレイ中にヘッドセットを長時間着用することを想定し、フィッティングしやすく頭部や耳周辺部への負担を軽減できるようにフレームの素材や長さも調整されています。

ミニセミナーでは、これらのG-SQUAREの特長や開発経緯が説明されたほか、プロeスポーツ選手を監修として巻き込み、「ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)向け」や「格闘ゲーム向け」など、eスポーツのジャンルごとに推奨されるレンズカラーの開発案について提案がありました。

写真:株式会社ニデックがeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」と共同開発したゲーミンググラス「G-SQUARE」

FeRCは今後もeスポーツセミナーの毎月開催を計画しており、次回は9月19日(土)に開催予定です。詳細はFeRC公式ホームページまで。

▼「eスポーツを科学する。」福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(FeRC:フェルク)
■HP:https://www.ferc.jp
┣研究者の眼

┣西薗秀嗣先生(FeRC運営会員・九州産業大教授):https://www.ferc.jp/research/n20200806/
┣森田泰暢先生(FeRC運営会員・福岡大准教授):https://www.ferc.jp/research/jul07-2020/
┣磯貝浩久先生(FeRC理事長・九州産業大教授):https://www.ferc.jp/research/jul03-2020/
┗神崎保孝先生(FeRC運営会員・臨床心理士・ニワカゲームスアドバイザー):https://www.ferc.jp/research/may14-2020/

■Twitter:https://www.twitter.com/Fukuoka_eRC
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■Instagram:https://www.instagram.com/fuk_erc


本プレスリリースに関するお問い合わせは、FeRC事務局までご連絡ください

info@ferc.jp (事務局:鈴木/斉藤)

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