デジタル技術の進化は人々の日常生活を大きく左右するまでとなり、デジタル領域の研究需要は日増しに増大しています。一方で、デジタル領域専門の論文発表の場は世界的にも限られているのが現状です。研究者の情報収集の効率化など、デジタル領域の研究発展を促進するには、新たなプラットフォームが必要となっています。そこで産経デジタルは、日本ユニシス株式会社(東京都江東区、代表取締役社長 CEO・CHO:平岡 昭良)およびデジタル領域で精力的に研究活動を進める研究者の協力を得て、デジタル領域の学術論文を集約したオンラインジャーナル「Journal of Digital Life」を創刊、9月1日に公開いたしました。
「Journal of Digital Life」はライフサイエンス、医学、工学、人文科学、社会科学など、様々な学問分野からアプローチしたデジタル領域の学術論文を集約したプラットフォームです。掲載される論文は以下の3種類に分かれます。
日本発の国際オンラインジャーナルとして世界に認められるジャーナルへ
「Journal of Digital Life」は日本発の国際オンラインジャーナル。海外からの投稿も受け付け、掲載されるウェブサイトおよび学術論文はすべて英語表記としている。論文の審査にあたる編集委員会は国内外の有識者で構成され、今後もアジア圏をはじめ、世界各国の研究者が編集委員に参画予定という。
また、外出自粛が原因で運動不足となる健康二次被害も心配されていますが、リモートによるスポーツ教室が導入されたり、人気のあるトレーニング映像を見ながら自宅で汗を流したりというスタイルも一般的になりました。スポーツを取り巻く生活様式も大きく変化してきると思います。
これらの社会変革の中心にあるのは、間違いなく「デジタル」技術の進化と、それに合わせて起きた人々の意識の進化だと思います。スポーツ庁でも、数年前から「スポーツ・オープン・イノベーション」を掲げてきましたが、その中心ももちろんデジタルでした。そして、近年の学術界ではDigital Medicine、Digital Healthというキーワードがトレンドになっていると聞いています。心身の健康維持の基本は、やはりスポーツ(運動)、食事、睡眠などの生活の管理だと思いますが、そのためにはもはやデジタルの力が欠かせません。
つまり、この分野でのますますの技術の進歩が、「人々の健康増進に直接寄与する」時代になっていると感じています。その結果、平均寿命と健康寿命の差が縮まり、健康長寿社会の実現に寄与するだけでなく、高騰を続ける国民医療費の抑制にも貢献できます。新しい世代の学術誌である「Journal of Digital Life」には、そのような期待も込めたいと思います。