デジタル領域の学術論文サイト「Journal of Digital Life(ジャーナル・オブ・デジタル・ライフ)」創刊

2021.9.3

2021年9月1日株式会社産経デジタルにより、デジタル領域専門の学術論文サイト「Journal of Digital Life(URL:https://journal-digitallife.com/)」が創刊されました。

編集委員長にFeRC理事長磯貝浩久教授(九州産業大学人間科学部スポーツ健康科学科)、編集委員にFeRC運営委員夏目季代久教授(九州工業大学生命体工学研究科人間知能システム工学専攻)が参画しています。

磯貝浩久教授(FeRC理事長)
夏目季代久教授(FeRC運営委員)

株式会社産経デジタルのプレスリリースはこちら

【プレスリリースより】

デジタル技術の進化は人々の日常生活を大きく左右するまでとなり、デジタル領域の研究需要は日増しに増大しています。一方で、デジタル領域専門の論文発表の場は世界的にも限られているのが現状です。研究者の情報収集の効率化など、デジタル領域の研究発展を促進するには、新たなプラットフォームが必要となっています。そこで産経デジタルは、日本ユニシス株式会社(東京都江東区、代表取締役社長 CEO・CHO:平岡 昭良)およびデジタル領域で精力的に研究活動を進める研究者の協力を得て、デジタル領域の学術論文を集約したオンラインジャーナル「Journal of Digital Life」を創刊、9月1日に公開いたしました。
「Journal of Digital Life」はライフサイエンス、医学、工学、人文科学、社会科学など、様々な学問分野からアプローチしたデジタル領域の学術論文を集約したプラットフォームです。掲載される論文は以下の3種類に分かれます。

  • 新たな事実や知見について論証した「Article(アーティクル)」
  • 未完の研究ながらも新たな事実や価値あるデータなど、科学技術上の新知見を著した「Technical Article(テクニカル・アーティクル)」
  • 企業名義の研究レポートや論文を英訳した「Secondary Publication(セカンダリー・パブリケーション)」

日本発の国際オンラインジャーナルとして世界に認められるジャーナルへ
「Journal of Digital Life」は日本発の国際オンラインジャーナル。海外からの投稿も受け付け、掲載されるウェブサイトおよび学術論文はすべて英語表記としている。論文の審査にあたる編集委員会は国内外の有識者で構成され、今後もアジア圏をはじめ、世界各国の研究者が編集委員に参画予定という。

今後はデジタル領域の研究促進を加速するために、研究論文の情報提供、カンファレンスの開催、産学官連携の推進などを通じ、デジタル領域における新たな知見に興味を持つ企業と研究者の橋渡しの役割も果たしていくとのこと。

順天堂大学スポーツ健康医科学推進機構 機構長、順天堂大学スポーツ健康科学部 副学部長・教授 鈴木大地氏「Journal of Digital Life創刊に寄せて」(一部抜粋)

※全文は以下に掲載 URL:https://journal-digitallife.com/ 

 まずは、国際学術誌「Journal of Digital Life」の創刊にあたり心からお祝いを申し上げるとともに、ご尽力されました関係者の皆さまに敬意を表します。

 さて、COVID-19の世界的なパンデミックにより人々の生活は一変しました。東京オリンピック・パラリンピックも1年の延期を余儀なくされましたが、残念ながら待ちに待った大会は多くの会場で無観客開催となりました。しかし、競技会場では選手が自国にいる家族や友人とモニター越しに会話するシーンが印象的でしたし、観戦する世界中の人々はインターネットを通じて大会の詳しい情報を得ることはもちろん、スマートフォンやパソコンを持って自由な場所で、高画質なライブ映像を見ることが当たり前の光景と​​なりました。プロスポーツにおいても、試合会場のスクリーンを通じてファンが選手にメッセージを届けることができたり、両者がオンラインで交流するイベントも行われたりしていますが、そうしたリモートならではの双方向のコミュニケーションも急速に増えてきている印象です。

 また、外出自粛が原因で運動不足となる健康二次被害も心配されていますが、リモートによるスポーツ教室が導入されたり、人気のあるトレーニング映像を見ながら自宅で汗を流したりというスタイルも一般的になりました。スポーツを取り巻く生活様式も大きく変化してきると思います。
 これらの社会変革の中心にあるのは、間違いなく「デジタル」技術の進化と、それに合わせて起きた人々の意識の進化だと思います。スポーツ庁でも、数年前から「スポーツ・オープン・イノベーション」を掲げてきましたが、その中心ももちろんデジタルでした。そして、近年の学術界ではDigital Medicine、Digital Healthというキーワードがトレンドになっていると聞いています。心身の健康維持の基本は、やはりスポーツ(運動)、食事、睡眠などの生活の管理だと思いますが、そのためにはもはやデジタルの力が欠かせません。
 つまり、この分野でのますますの技術の進歩が、「人々の健康増進に直接寄与する」時代になっていると感じています。その結果、平均寿命と健康寿命の差が縮まり、健康長寿社会の実現に寄与するだけでなく、高騰を続ける国民医療費の抑制にも貢献できます。新しい世代の学術誌である「Journal of Digital Life」には、そのような期待も込めたいと思います。

【磯貝浩久教授(編集委員長)コメント】

私も編集委員長として関わりますが、鈴木元スポーツ庁長官のメッセージを励みに頑張りたいと思います。デジタル社会の様々な課題に対して、スポーツ科学、工学、医学、社会科学等の知見が集約されますので、興味ある皆様の投稿をお待ちしています!

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豊前市研究が日本スポーツ産業学会第30回大会で発表されました

2021.7.13

豊前市における高齢者eスポーツ研究が、日本スポーツ産業学会第30回大会で発表されました。

日本スポーツ産業学会第30回大会(2021年7月10日(土)~11日(日)

【一般研究発表】

 『eスポーツの実施が高齢者の認知機能及び幸福感に及ぼす影響 *』
(発表者)斉藤嘉子 (九州工業大学大学院 生命体工学研究科 ))

** 共同研究者: 夏目季代久 (九州工業大学 )*** 神崎保孝 福岡県教育委員会 東京大学大学院 医学系研究科 ))**** 堤喜彬 (九州工業大学大学院 生命体工学研究科 ))***** 磯貝浩久 (九州産業大学 )******

発表者の斉藤嘉子先生は九州工業大学大学院 生命体工学研究科博士号課程の研究者です。FeRC事務局も兼任し、一般社団法人行動評価システム研究所主席研究員としても活躍されています。

斉藤嘉子先生コメント

 グランツーリスモぷよぷよは私自身プレイしてみて難しいと感じたのですが、今回実験参加くださった高齢者の皆様は期間中楽しんでしっかりプレイされていました。これには驚くと同時に、eスポーツの大きな可能性を感じる事にもなりました。
 実験現場で丁寧に使い方などをガイドしてくださったスポーツクラブスタッフ皆様にもあらためて感謝申し上げます。
 新しいことにチャレンジすることは、歳とともに億劫になっていくものですが、若者が教えることによって世代間交流が深まり、高齢者の生きがい幸福感認知機能の向上などに繋がっていくのではないかと期待しています。

発表された抄録はこちらのページで公開しています。リリースページ⇒調査レポート


【豊前市における2020年高齢者eスポーツ研究関連ページ一覧】

豊前市と【eスポーツいきがい研究事業に関する協定】を締結

九州工業大学・九州産業大学を中心とした研究チーム10月6日~調査開始

豊前市高齢者研究 実地リポート①

豊前市高齢者研究 実地リポート②

2020年度【豊前市研究事業】報告会

【公開】2020年度豊前市研究事業報告資料(抜粋)

 

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2020年度【豊前市研究事業】報告会

2021.3.13

2021年3月10日豊前市役所にて後藤市長はじめ出席のもと2020年度eスポーツ調査研究報告会を行い、報告書を豊前市に提出しました。

(左から)FeRC研究者溝上雅彦氏、FeRC夏目季代久教授、後藤元秀市長、FeRC作花浩聡会長
豊前市・FeRCで締結したeスポーツ研究事業協定に基づき、実施した高齢者に対するeスポーツ調査研究第一弾の研究結果報告をおこなったものです。
※豊前市との事業協定についてはこちら
※第一弾研究の模様はこちら①  
 
◇後藤元秀市長
 豊前市がさきがけとなってこのような研究に協力できたことはたいへん喜ばしい。各自治体は高齢者の健康寿命延伸は喫緊の課題として取り組んでいるところだが、eスポーツもまた明るいこれからを切り開くテーマとして広く注目されている。あらためて研究者各位に御礼申し上げたい。
※後藤市長eスポーツ対戦会の模様はこちら
 
◇研究統括/夏目季代久教授(九州工業大学)詳細説明
 
【結果概要】
幸福感がeスポーツによって高められる可能性、実行/遂行機能や注意機能の改善される可能性、短期(作動)記憶処理の改善される可能性、配分性注意、認知的柔軟性の低下が抑制される可能性が示唆され、身体機能が部分的に改善された。
※より発展的な調査研究の必要性が示唆され、今後の継続的な実施が期待される。
 
◇作花浩聡会長
「eスポーツ研究データが世界でも少ないなか、高齢者の健康増進に対し大いに期待の持てる可能性が示唆されたと考える。豊前市モデルとして今後も自治体や地元企業などの更なる協力をいただきつつ、今回判明した課題を踏まえながら、引き続き規模を大きくした第二弾・第三弾調査研究を行っていきたい」

 

後藤元秀市長に報告書を手渡す作花会長
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FM福岡 【Have Fan!!e-sports】夏目季代久教授出演

2020.11.24
FM福岡 【Have Fan!!e-sports】に FeRC参画研究者 夏目季代久教授が出演
 
夏目季代久教授 ※九州工業大学大学院 生命体工学研究科人間知能システム工学専攻
 
 夏目教授はFeRCリサーチ部会委員として豊前市リサーチリーダーなど積極的にeスポーツ研究に取り組まれていらっしゃる、脳情報工学の専門家です。
FM福岡は福岡に根ざす局として、e-sportsに携わる人々とのトークを通じて積極的にe-sportsのサポート&発信をしています。
11月19日(木)25:00~放送分
番組ブログより、収録時の様子

FeRC6人目の出演となりました!

◇カビにも好き嫌いが?! ◇脳にリズムが!? ◇ぶれいんいんたーふぇいす!? ◇ゲームによる脳の活性化とは!?

eスポーツ×脳科学の面白さが伝わるお話、ラジオクラウド(アプリ)で聴けます、お時間ある方はぜひお聴きくださいませ。

豊前市研究記者会見時の夏目教授


FM福岡 【Have Fan!!e-sports】は将来eスポーツで活躍する未来人の育成を目指して、関わる人々が毎週様々に出演しています。
(これまでの主な出演者)
中島賢一さん(福岡eスポーツ協会会長)☆古賀聡さん(ニワカソフト株式会社代表取締役)☆作花浩聡会長(大原学園福岡校eスポーツ部顧問)☆磯貝浩久理事長(九州産業大学)☆西薗秀嗣教授(九州産業大学)☆谷川剛士先生(TECH.C福岡)☆伊藤僚洋先生(FPSゲーミングコーチ)☆大原学園eスポーツ部の皆さん☆神崎保孝先生(臨床心理士)☆ニワカゲームス古川選手、荒木選手、龍選手 ☆古門良亮先生(西日本工業大学)その他多数
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九州工業大学・九州産業大学を中心とした研究チーム10月6日~調査開始

2020.10.1

九州工業大学・九州産業大学を中心とした研究チームが10月6日より調査開始

【eスポーツいきがい研究事業に関する協定書】に基づき豊前市の全面協力のもと、FeRCに参画している九州工業大学・九州産業大学を中心とした研究チームが、eスポーツいきがい研究事業最初の調査研究を開始します。2020年10月6日より約2か月半にわたり、豊前市高齢者を対象としたeスポーツのいきがい・認知症予防などの調査研究が行われます。

■高齢者のeスポーツによる認知症予防・認知機能向上

eスポーツはビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉えたもので、国内でも急速に普及が広がりプロ選手も増えています。トップ選手を輩出する若い世代以外にも、障がい者や高齢者といったリアルスポーツに敷居の高い方々への普及が見込まれています。世界で最も超高齢化の進む日本においては、特に脳の活性化などによる認知機能の向上認知症予防いきがいの増進といった効果が期待されており、医療費抑制・健康寿命延伸への寄与を視野に、調査研究が待たれます。

■研究概要

≪研究チーム≫

夏目季代久教授(九州工業大学大学院生命体工学研究科、FeRCリサーチ部会委員)

磯貝浩久教授(九州産業大学人間科学部スポーツ健康科学科、FeRC理事長)

西薗秀嗣教授(九州産業大学人間科学部スポーツ健康科学科、FeRCリサーチ部会委員)

阪田俊輔助教(九州産業大学健康スポーツ科学センター、FeRCリサーチ部会委員)

本山清喬助教(九州産業大学健康スポーツ科学センター、FeRCリサーチ部会委員)

溝上雅彦(特定非営利活動法人健康な社会をつくる会理事長、FeRCリサーチ部会委員)

斉藤嘉子(一般社団法人行動評価システム研究所、FeRC事務局)

堤喜彬(九州工業大学大学院生命体工学研究科、大学院生)

安部恵梨菜(九州工業大学情報工学部、学部生)

神崎保孝(臨床心理士、ニワカゲームスアドバイザー、FeRCリサーチ部会委員)

≪協賛≫

大塚製薬株式会社、ニワカソフト株式会社、フィットネスクラブWell-Being

≪後援≫

豊前市

≪研究課題≫

eスポーツ実施を通した地域高齢者の認知症予防

≪概要≫

・「ケアポートぶぜん」にて豊前市65歳以上高齢者約40名を対象とする

・週2回のプログラム(ぷよぷよ・グランツーリスモ)を実施、実施群と対象群に分け調査

・認知症検査、脳波・脳血流量測定・いきがい度評価、健康度診断検査等を研究前後で実施

・研究成果は、学会発表及び学術雑誌投稿など学術的な公表を予定

≪スケジュール≫

・実地調査 2020年10月6日~11月下旬

・データ解析 12月中

・結果公表 12月~1月を予定

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