FeRCに参画されている作業療法士/大川照明先生(福岡天神医療リハビリ専門学校校長)によるシルバー℮スポーツ体験会が福岡市内で行われました。
注目のシルバー℮スポーツ
シルバー層(高齢者)の℮スポーツ活用は、最も注目される局面の一つです。我が国は65歳以上高齢者3,640万人 人口比率29.1%(2021年9月総務省統計トピックス)。2位のイタリアを5%以上上回るまさに世界に例のない超高齢社会を進んでいます。
℮スポーツ活用は健康寿命延伸、認知症予防などへ大きな期待が寄せられ、Ⅹ地方活性化のキーワードとあわせ全国で活用や研究の動きが拡がっています。
FeRCも設立以来シルバー層×地域活性化に着目し、2020年9月福岡県豊前市と締結した「豊前市 FeRC eスポーツいきがい研究事業に関する協定書」に基づき、2020年度第一次研究を行い、現在同じく豊前市において第二次研究が進行中です。
作業療法士も注目
大川照明先生(作業療法士/福岡天神医療リハビリ専門学校校長)は、FeRC参画以前からいち早く℮スポーツの健全な普及活用に注目されており、同校先生方とともに福岡市におけるシルバー℮スポーツ普及に取り組んでいます。
5月31日、警固公民館(福岡市中央区)にてシルバー℮スポーツ体験会を開催され、FeRC事務局も見学させていただきました。
会場は大盛り上がり
会場の警固公民館は館長さん以下職員の皆さんが協力、地域からご高齢の参加者、福岡市役所からも職員さんが見学に来られました。
シルバー層のアクティビティにも慣れていらっしゃる天神医療リハビリ専門学校の先生方、さすがです!
太鼓の達人、グランツーリスモ、ゲームの合間には座ったままできる準備体操など、2時間のイベントがあっという間の楽しい時間でした。
シルバー℮スポーツの普及拡大を確信する素晴らしいイベントでした。大川先生、警固公民館の皆さまありがとうございました。
(文責/FeRC事務局)
大川照明先生コメント
日本アクティビティ協会川崎理事長とお目にかかって、℮スポーツを高齢者アクティビティに活用していこうと思い立ってから4年かかりました。途中コロナ感染症によりストップしてしまったからですが、本日このようにイベントが出来ました。参加者の皆さんの笑顔と反応が素晴らしく大きな手ごたえを感じました。健康寿命の延伸と認知症予防のために今後も取り組んでいきたいと意を強くしています。
FeRCの方々と連携しながら、℮スポーツに対する先入観や懸念点を払拭しつつ、障害を持った方々への普及にも取り組んでいきたいと考えています。こうした局面ではますますエビデンス、研究が重要です。FeRCの℮スポーツ研究にますます期待しています。