【記事紹介】神崎保孝先生▼社交不安・知能・がん疼痛に寄与する臨床Gamification

2024.4.24

FeRC参画研究者 神崎保孝先生による解説記事をご紹介します。

社交不安・知能・がん疼痛に寄与する臨床Gamification

https://academist-cf.com/journal/?p=16997

※academist Journal 2024年4月12日

FeRC参画研究者/神崎保孝先生は、臨床心理学の専門家として、日本代表選手メンタルアドバイザー(オリンピック・サッカーワールドカップ・世界陸上など)、世界選手権組織委員アドバイザー、日本初のeスポーツチームメンタルアドバイザーなど様々な分野で活躍されており、国内eスポーツ研究をリードされています。

記事では,eスポーツ等が――
・不登校や引きこもりに関連する「社交不安(≒対人恐怖症)」の治療
・小児や特別支援教育における知能・認知機能の開発
・がんサバイバーの疼痛緩和による鎮痛剤の減薬
・障害や不自由のある方の社会参加を支援する多様性・包摂性・持続可能性
――などに寄与したデータやケースを,一連の研究成果や展望として整理されております。

 

社交不安・知能・がん疼痛に寄与する臨床Gamification

https://academist-cf.com/journal/?p=16997

 ※academist Journal 2024年4月12日

ぜひご一読ください。


【PROFILE】

神崎保孝 かんざきやすたか 

福岡県北九州市生まれ。
日本代表選手メンタルアドバイザー(オリンピック・サッカーワールドカップ・世界陸上など)、世界選手権組織委員アドバイザー、教育庁教職員メンタルヘルスカウンセラー・研修講師、教育委員会スクールカウンセラースーパーバイザー、医療従事者養成課程教員、急性期・回復期総合病院アドバイザー・カウンセリング専門外来、精神保健福祉センター自殺対策・自死遺族カウンセラー、商工会議所アドバイザー、民事訴訟事件裁判鑑定人、自殺等重大事態第三者調査委員、東京大学大学院医学系研究科、シンクタンクCCO、北九州政策研究ネットワーク(九州大学理事主宰)顧問など歴任・現籍。日本初のeスポーツチームメンタルアドバイザーとして顧問契約を締結するeモータースポーツチームからは、国際自動車連盟(FIA)世界選手権の日本代表選手、国体の銀メダリストなどを輩出しているほか、学生時代に大手ゲーム企業プロデューサーからの招聘で企画開発に参画した異色の経歴。 

(関連記事)eスポーツとゲームの健全かつ健康的な活用①臨床心理士・神崎保孝先生

(関連記事)eスポーツとゲームの健全かつ健康的な活用②臨床心理士・神崎保孝先生

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eスポーツ研究 ポスター発表(第9回小児診療多職種研究会)

2023.3.14

第9回日本小児診療多職種研究会にて、FeRC会員によりeスポーツ研究のポスター発表を行いました。

第9回日本小児診療多職種研究会 2023.2.11~12 於 大阪公立大学杉本キャンパス

【臨床Gamificationによる知的および認知諸機能への開発的効果】

 

≪筆頭著者≫

神崎 保孝

(臨床心理士,東京大学大学院医学系研究科,福岡県教育委員会,福岡eスポーツリサーチコンソーシアム

≪共同著者≫

鈴木 達朗  (一般社団法人みるみるプロジェクト,福岡eスポーツリサーチコンソーシアム

平良 美津子 (視能訓練士,一般社団法人みるみるプロジェクト)

松井 崇  (筑波大学体育系,福岡eスポーツリサーチコンソーシアム)

磯貝 浩久 (九州産業大学人間科学部)

まさに”多職種”

日本小児診療多職種研究会は名称のとおり、小児の診療に関わる多職種の方々が集う研究会です。

(リンク)日本小児多職種研究会

対象としているテーマは多岐にわたり、重度障害児のケアをはじめ吃音,難聴,弱視などの早期発見や治療,発達障害療育,小中高の不登校問題など、こどもの健やかな発達や成長に関するもののほとんどがテーマとして取り上げられているようです。

参加されている方は小児科医,皮膚科医,耳鼻咽喉科医,歯科医など医師だけでなく、理学療法士/作業療法士/言語聴覚士/視能訓練士など各医療専門職、発達支援関連事業者、さらには学校教員や教育委員会、保護者などまさに多職種です。

このたびはじめてこの研究会にてポスター発表する機会をいただきました。

臨床Gamification

発表は鈴木事務局長が代読

Gamification とはゲームの有する特長を他分野に応用する手法であり,臨床的な活用も報告されています。
筆頭著者の神崎保孝先生は臨床心理士としてGamificationの視点からも積極的に研究に取り組まれており、九州工業大学大学院や九州産業大学との共同研究などにおいて,e スポーツが自動車運転に係る認知機能の改善や低下抑制,社交不安の臨床症状や重症度の軽快などに寄与する展望を報告しています。

(関連記事)豊前市研究が日本スポーツ産業学会第30回大会で発表されました 2021.7.13

今回ポスター発表した研究結果では、小児を含む若年者において知的および認知諸機能に関しeスポーツ活動による開発的効果が示唆されました。

今後の知的ならびに発達障害児臨床におけるGamificationの活用が期待されます。

臨床心理士 神崎保孝先生

〇〇× eスポーツ

eスポーツは教育,医療,地域創生など社会課題となるワードと掛け合わせる〇〇×eスポーツの相乗効果が期待されています。

これまでゲームに親しんでこられなかった世代/カテゴリにも浸透するeスポーツの可能性の豊かさを感じますね!

本研究会では中学校教員の先生による講演もあり、中学校でeスポーツ大会を開催し、体育祭/文化祭と並ぶ生徒活躍の場としているとの実例紹介もありたいへん興味深く拝聴しました。(山本昌平先生、大阪市立新巽中学校)

(参考外部記事)eスポーツも導入、独自改革した新巽中が実感「非認知能力と学力の関係」ゲームは悪か?生徒が問うプロジェクト型学習

 

 

 

 

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臨床心理士神崎保孝先生記事掲載‐リビング北九州

2022.12.3

FeRC参画研究者、臨床心理士/神崎保孝先生への取材記事がリビング北九州1面に掲載されました。

ネット閲覧はこちらhttps://book.living.jp/ebooks/living/fukuoka/kitakyusyu/20221203/index_h5.html#1

(記事より)

~ゲームは若い人がするものという印象が強いですが、最近では脳トレの一環として高齢者施設や自治体も取り入れられています。豊前市と九州工業大学大学院・九州産業大学との共同研究の結果、eスポーツに高齢者の認知機能の改善や低下防止の効果が認められました。将来的には、認知症発症や運転免許証返納の年齢を遅らせられるようになるかもしれないと期待が高まっています~

臨床心理士 神崎保孝先生

東京五輪・サッカーW杯日本代表選手メンタルアドバイザー/東京大学大学院 医学系研究科

北九州市出身。日本初のeスポーツチームメンタルアドバイザーとして、CCOを務める福岡eスポーツリサーチコンソーシアムとの共著書【eスポーツの科学】(ベースボールマガジン社)発売中。

イベント【ファミリeフェス】で講演する神崎先生

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(関連記事)「研究者の眼」【eスポーツとゲームの健全かつ健康的な活用③臨床心理士・神崎保孝先生】

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eスポーツサイエンス【紹介movie】公開

2022.10.7

2022年8月5日開催しました【ファミリeフェス】紹介movieを公開します。福岡発のeスポーツサイエンスイベントは全国的にも珍しく、地方自治体や企業団体の方からもご興味いただいています。ご参加出来なかった方もどうぞご参照ください。

▷イベント概要(フルバージョン)

▷イベント概要(shortバージョン)

▷体験型展示コーナー紹介

▷当日ライブ全編movie

https://www.youtube.com/watch?v=HmbaoSwxVSc


地方自治体/企業/団体の皆さまへ

eスポーツサイエンスイベントへのお問い合わせありがとうございます。

上記movieをご覧いただいたうえでご相談くだされば幸いです。

(ファミリeフェス関連ページ)

▷イベント当日レポ https://www.ferc.jp/event/rep20220806/

▷日本コンベンションサービス イベント報告ページ https://www.convention.co.jp/result/d…

▷イベント事前告知ページ https://family-efes.com/

 

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【イベントレポート】in北九州eスポーツサイエンス体験会

2022.8.30

2022年8月27日(土)北九州市スペースラボアネックスにおいて【eスポーツサイエンス体験会】無事開催されました、詳細レポートです※文責:FeRC事務局

全国的にも珍しい「eスポーツサイエンス」イベント第2弾

eスポーツ×科学、×医療、×教育、×〇〇…

eスポーツをきっかけに関連する様々な分野に触れ体験するeスポーツサイエンスイベントは、8月5日福岡市で開催された【ファミリeフェス】 に引き続き第2弾の開催となりました。共催の関係者皆さま、FeRC参画会員が集い、盛況でした。

【主催】eスポーツサイエンス体験会実行委員会

【共催】福岡eスポーツリサーチコンソーシアム北九州市立ユースステーション特定非営利活動法人里山を考える会

シアタールームで開催趣旨やeスポーツサイエンスとは?について説明後、いよいよイベントスタート!来場は事前予約済みの小学生~中学生とその保護者、親子で笑顔の参加となりました。

数々のゲームタイトルでまずは楽しもう!

グランツーリスモで日本一を目指すeモータースポーツ福岡の選手による走行指導をはじめ、新旧織り交ぜた様々なゲームタイトルを準備。思い思いのタイトルで子どもたちに楽しんでもらいました。

保護者に懐かしいレトロゲームも

サイエンスコーナーで体験を

eスポーツサイエンス体験会は文字通り関連する「サイエンス」を体験し学ぶ機会。最新の脳科学トレーニングNeuroTracker体験、視能訓練士&メガネ専門店による視力検査体験、鍼灸師によるボディケアコーナー、眼と脳を鍛えるスポーツビジョンメガネ「ビジョナップ」体験コーナーなど、いずれも盛況でした。ナニコレ?初めて見た!と各展示ブースとも担当専門家と親子の会話で盛り上がりました。

NeuroTrackerで集中力!
BASラボ主席研究員斉藤先生が立ち合い

両眼視機能の専門家視能訓練士による視力検査体験
視能訓練士監修のもとメガネ専門店も協力
見え方チェックの大切さを実感しよう!

鍼灸師杉本晃一先生によるボディケア体験コーナー
鍼を知ろう!
お灸にもあれこれ

スポーツアスリートが愛用、eスポーツ界にも広がるビジョナップ
「見る」「認識する」を不思議体験

専門家によるセミナーも

視能訓練士潮井川修一先生(福岡国際医療福祉大学)による眼の健康セミナー、臨床心理士神崎保孝先生(東京大学大学院)によるゲームとの付き合い方など、教育セミナーセッションもeスポーツサイエンス体験会の大きな特徴のひとつ。保護者も真剣に聞き入っていました。

眼の健康について講演する潮井川修一先生
eスポーツに精通する臨床心理士神崎先生の講演はいつも大きな反響

eスポーツの科学

eスポーツサイエンスイベントは、2021年12月に刊行されたFeRC初監修本【eスポーツの科学】に基づく全国でも珍しいイベントとして特徴づけられています。各専門家による関連サイエンスを楽しく学び、あるいは気づきを得てもらうイベントです。今後も、FeRCでは子どもたちをはじめ様々な世代に世界の広さを感じてもらうサイエンスイベントをご提供していきます。

FeRC初監修本【eスポーツの科学】
FeRC作花浩聡会長と運営小田委員
各専門家が集まる全国でも珍しいイベント

(関連記事) イベントレポート【ファミリeフェス】

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