2020年度【豊前市研究事業】報告会

2021.3.13

2021年3月10日豊前市役所にて後藤市長はじめ出席のもと2020年度eスポーツ調査研究報告会を行い、報告書を豊前市に提出しました。

(左から)FeRC研究者溝上雅彦氏、FeRC夏目季代久教授、後藤元秀市長、FeRC作花浩聡会長
豊前市・FeRCで締結したeスポーツ研究事業協定に基づき、実施した高齢者に対するeスポーツ調査研究第一弾の研究結果報告をおこなったものです。
※豊前市との事業協定についてはこちら
※第一弾研究の模様はこちら①  
 
◇後藤元秀市長
 豊前市がさきがけとなってこのような研究に協力できたことはたいへん喜ばしい。各自治体は高齢者の健康寿命延伸は喫緊の課題として取り組んでいるところだが、eスポーツもまた明るいこれからを切り開くテーマとして広く注目されている。あらためて研究者各位に御礼申し上げたい。
※後藤市長eスポーツ対戦会の模様はこちら
 
◇研究統括/夏目季代久教授(九州工業大学)詳細説明
 
【結果概要】
幸福感がeスポーツによって高められる可能性、実行/遂行機能や注意機能の改善される可能性、短期(作動)記憶処理の改善される可能性、配分性注意、認知的柔軟性の低下が抑制される可能性が示唆され、身体機能が部分的に改善された。
※より発展的な調査研究の必要性が示唆され、今後の継続的な実施が期待される。
 
◇作花浩聡会長
「eスポーツ研究データが世界でも少ないなか、高齢者の健康増進に対し大いに期待の持てる可能性が示唆されたと考える。豊前市モデルとして今後も自治体や地元企業などの更なる協力をいただきつつ、今回判明した課題を踏まえながら、引き続き規模を大きくした第二弾・第三弾調査研究を行っていきたい」

 

後藤元秀市長に報告書を手渡す作花会長
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