【イベントレポート】in北九州eスポーツサイエンス体験会

2022.8.30

2022年8月27日(土)北九州市スペースラボアネックスにおいて【eスポーツサイエンス体験会】無事開催されました、詳細レポートです※文責:FeRC事務局

全国的にも珍しい「eスポーツサイエンス」イベント第2弾

eスポーツ×科学、×医療、×教育、×〇〇…

eスポーツをきっかけに関連する様々な分野に触れ体験するeスポーツサイエンスイベントは、8月5日福岡市で開催された【ファミリeフェス】 に引き続き第2弾の開催となりました。共催の関係者皆さま、FeRC参画会員が集い、盛況でした。

【主催】eスポーツサイエンス体験会実行委員会

【共催】福岡eスポーツリサーチコンソーシアム北九州市立ユースステーション特定非営利活動法人里山を考える会

シアタールームで開催趣旨やeスポーツサイエンスとは?について説明後、いよいよイベントスタート!来場は事前予約済みの小学生~中学生とその保護者、親子で笑顔の参加となりました。

数々のゲームタイトルでまずは楽しもう!

グランツーリスモで日本一を目指すeモータースポーツ福岡の選手による走行指導をはじめ、新旧織り交ぜた様々なゲームタイトルを準備。思い思いのタイトルで子どもたちに楽しんでもらいました。

保護者に懐かしいレトロゲームも

サイエンスコーナーで体験を

eスポーツサイエンス体験会は文字通り関連する「サイエンス」を体験し学ぶ機会。最新の脳科学トレーニングNeuroTracker体験、視能訓練士&メガネ専門店による視力検査体験、鍼灸師によるボディケアコーナー、眼と脳を鍛えるスポーツビジョンメガネ「ビジョナップ」体験コーナーなど、いずれも盛況でした。ナニコレ?初めて見た!と各展示ブースとも担当専門家と親子の会話で盛り上がりました。

NeuroTrackerで集中力!
BASラボ主席研究員斉藤先生が立ち合い

両眼視機能の専門家視能訓練士による視力検査体験
視能訓練士監修のもとメガネ専門店も協力
見え方チェックの大切さを実感しよう!

鍼灸師杉本晃一先生によるボディケア体験コーナー
鍼を知ろう!
お灸にもあれこれ

スポーツアスリートが愛用、eスポーツ界にも広がるビジョナップ
「見る」「認識する」を不思議体験

専門家によるセミナーも

視能訓練士潮井川修一先生(福岡国際医療福祉大学)による眼の健康セミナー、臨床心理士神崎保孝先生(東京大学大学院)によるゲームとの付き合い方など、教育セミナーセッションもeスポーツサイエンス体験会の大きな特徴のひとつ。保護者も真剣に聞き入っていました。

眼の健康について講演する潮井川修一先生
eスポーツに精通する臨床心理士神崎先生の講演はいつも大きな反響

eスポーツの科学

eスポーツサイエンスイベントは、2021年12月に刊行されたFeRC初監修本【eスポーツの科学】に基づく全国でも珍しいイベントとして特徴づけられています。各専門家による関連サイエンスを楽しく学び、あるいは気づきを得てもらうイベントです。今後も、FeRCでは子どもたちをはじめ様々な世代に世界の広さを感じてもらうサイエンスイベントをご提供していきます。

FeRC初監修本【eスポーツの科学】
FeRC作花浩聡会長と運営小田委員
各専門家が集まる全国でも珍しいイベント

(関連記事) イベントレポート【ファミリeフェス】

(関連記事) eスポーツとゲームの健全かつ健康的な活用①臨床心理士・神崎保孝先生

(関連記事) eスポーツとゲームの健全かつ健康的な活用②臨床心理士・神崎保孝先生

(関連記事) eスポーツとゲームの健全かつ健康的な活用③臨床心理士・神崎保孝先生

 

続きを読む

【8/27開催】北九州でeスポーツサイエンス体験会

2022.8.23
【8月27日開催】★オンライン参加者募集中!★eスポーツを科学しよう!
eスポーツサイエンス体験会

スペースLABO ANNEX(北九州市八幡東区)にてeスポーツサイエンス体験会を開催します

イベント詳細ページ https://www.kitaq-youth.com/%e3%80%908%e6%9c%8827%e6%97%a5%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%80%91e%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84%e3%82%92%e7%a7%91%e5%ad%a6%e3%81%97%e3%82%88%e3%81%86%ef%bc%81e%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84/

〇開催日時
 8月27日(土)
 10:00開場
 10:30~16:00

〇定員
 小・中・高校生:20名
 保護者:20名 (すでに来場参加枠は予約受付終了しました)
 ※別途オンライン視聴可能(大人・小人各20名)

〇対象
 小学3年生~高校生

〇参加費
 無料

〇開催会場
 〒805-0071
 八幡東区東田2丁目2-11 スペースラボ
 (旧イノベーションギャラリー)

ただゲームを楽しむだけじゃない!
レーシングゲームやゲーミングPC、家庭用ゲーム機のプレイ体験はもちろん、眼や心とeスポーツの関係、体や眼のケア方法についても学べます。
単なるゲームにとどまらず、科学的・学術的な視点からeスポーツを体験するための魅力的なプログラムが満載です。
eスポーツに関わる様々な分野についても学べる1日を過ごしてみませんか?

※当イベントのリアル会場参加分は定員に達したため受付終了しました。
 オンライン参加分は受付中です!

 オンライン申込フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScRrvXBRG2K2tl-CnZYjP39rPj04IQuJV53lrEpyl8_6drcag/viewform?fbclid=IwAR3RONv5U__Qj3DkIBSp_R3-yDUhEfsxRVCUOKqh94gTFu1kSmxMD76ZA1E

イベント内容

●セミナーエリア


 視能訓練士や臨床心理士によるセミナーやトークセッションを開催。
 暮らしの中でも役立つ情報や勉強にも生かせる内容を学べます。

●トレーニング・コンディションエリア


 アビスパ福岡を始めプロスポーツでも取り入られている脳を鍛えるトレーニングを体験。
 眼の検査や鍼灸師による鍼灸体験など盛だくさん!

●eスポーツ・ゲーム体験エリア


 サクサク動くゲーミングPCや、Nintendo Switch・PS4のほか、
 ミニファミコン・ミニスーファミなど家庭用ゲーム機のプレイ体験ができます。
 また、プロプレイヤーによるレーシングゲームのレクチャーも受けられます!

【主催】

eスポーツサイエンス体験会実行委員会

【共催】

福岡eスポーツリサーチコンソーシアム北九州市立ユースステーション特定非営利活動法人里山を考える会

続きを読む

【イベントレポート】ファミリeフェス

2022.8.7

2022年8月5日 FeRC初の福岡市内イベント【ファミリeフェス】無事開催されました、詳細レポートです※文責:FeRC事務局

全国的にも珍しい「eスポーツサイエンス」イベント

eスポーツ×科学、×医療、×教育、×〇〇…

eスポーツをきっかけに関連する様々な分野に触れ体験する【ファミリeフェス】

FeRC参画会員や協力協賛団体の方々が集い、盛況でした。

MC中条花菜さん

MCは中条花菜さん(Qun☆RiniU(きゅんきゅんりにゅー)) あらゆるトークセッションにも完璧な対応で楽しくイベントを盛り上げてくださりその進行ぶりに大きな反響が☆才能あふれる中条さんに感謝です!

主催者挨拶 磯貝浩久理事長(FeRC)
中島賢一会長(福岡eスポーツ協会)

オープニングにはFeRC特別顧問で福岡eスポーツ協会の中島賢一会長もかけつけてくださいました。

「eスポーツ文化の普及発展を担う福岡eスポーツ協会(FeA)とeスポーツ研究を担うFeRC

この二つの団体が存在し強い協力関係にあるのは全国でも福岡しかない。

本日科学的なアプローチからeスポーツを盛り上げるイベントが行われることにたいへん意味がある。

二つの団体が両輪となってここ福岡からeスポーツシーンを盛り上げていきたい」

まずは楽しもう!

ゲーミングPCによるeスポーツ初挑戦コーナー
こどもたちに大人気の太鼓の達人!
学生スタッフのサポートでサッカーゲームに挑戦
全世代に大人気のグランツーリスモコーナー

eスポーツといっても様々なデバイス・タイトルが。保護者がイメージするプレイステーションやスイッチだけでなくハンドコントローラーによるグランツーリスモ、ゲーミングPCなど子どもたちが初めて見る環境も。(グランツーリスモコーナー監修:eモータースポーツ福岡

ドローン体験コーナー
大変な人気で充電が間に合わない!

ミニドローンの操作体験もたいへんな人気コーナーに。ドローンはますます発展する分野でもあり実学的な要素も強いことから親子で夢中になるシーンも。人気すぎて充電が間に合わない!(監修:佐藤雄一CDO)

eスポーツの科学に触れる体験コーナー

FeRCらしいイベント要素のひとつが「eスポーツサイエンス体験コーナー」。各専門家監修によるコーナーも多くの方に体験いただきました。

脳科学認知機能トレーニングNeuroTracker体験

マンチェスターユナイテッドはじめ世界のトップスポーツチームが採用する認知機能トレーニングNeuroTracker体験。(監修:一般社団法人行動評価システム研究所)近年ではeスポーツチームもスキル強化に採用しはじめており科学的アプローチによる能力向上の取り組みが行われています。西日本工業大学eスポーツ同好会の学生さんたちによるサポートでこどもたちも初挑戦!

鍼灸師によるボディセルフケアと鍼灸体験

リアルスポーツ選手同様、eスポーツプレーヤーにも肩こりや背中腰の痛みなど身体の不調が気になるケースが多く存在します。多くのスポーツアスリートのボディケアを担当している鍼灸師によるボディセルフケア鍼灸体験も盛況でした。鍼は痛い⁉お灸は熱い⁉という先入観を覆す体験がとても喜ばれました。(監修:九州医療専門学校鍼灸師杉本晃一先生)

両眼立体視検査を体験中

eスポーツで最も気になるという声が多い「眼の健康」。視機能の専門家=視能訓練士による視力検査体験コーナーは特に小学生のお子様を持つ保護者から高い関心を集めました。「年に1回は眼科で眼のコンディションチェックを」という呼びかけに熱心に耳を傾けていただきました。(監修:福岡国際医療福祉大学潮井川修一先生(視能訓練士)/ 大原ちか眼科金子清紀先生(視能訓練士)/一般社団法人みるみるプロジェクト平良美津子先生(視能訓練士)

目と脳を鍛えるビジョントレーニングメガネ ビジョナップ体験コーナーも!ビジョナップは脳を活性化し眼筋を鍛え、動体視力・周辺視・深視力などスポーツビジョンを高め、運動神経、反射神経、パフォーマンスを向上する世界初のビジョントレーニング機器として日本プロ野球界はじめ世界のアスリートが活用しています。eスポーツアスリートにも注目されつつあり、効率的なスキル向上を図る選手の採用が広がっています。(監修:株式会社ビジョナップ

いまやリアルスポーツeスポーツ問わず、アスリートのメンタルチェックの重要性が知られています。eスポーツにおけるメンタルを知ろう!ということで心理検査体験コーナーも設置。自分でできる心理検査体験、好評でした!(監修/神崎保孝先生(東京大学/臨床心理士))

専門家同士/学生さん同士の交流も

当イベントでは多数の専門学校生/大学生が運営スタッフとして参画してくださいました。ふだんあまり交流のない学生同士の交流により、それぞれ視野の広がる経験をしていただけたようです。またFeRCは多彩な領域の専門家が集まっていることが大きな特色となっており、専門領域を超えた交流であらたなイノベーションを生む期待が高まります。

鍼灸体験する西日本工業大学/福岡国際医療福祉大学の学生さん
現役視能訓練士と学生との交流
西日本工業大学eスポーツ同好会学生の皆さん

eスポーツチーム紹介!

福岡で実際に活躍するeスポーツチームの紹介セッション!

チーム① eモータースポーツ福岡 https://www.e-motorsports-fukuoka.jp/

今年もJeGTに挑戦 グランツーリスモで世界を目指す
右から)太田代表/荒木監督/堤口選手

ニワカゲームスのレーシングチームとして活動してきた「ニワカレーシング」が2022年6月「eM福岡」として体制変更。「AUTOBACS JEGT GRAND PRIX」2022シリーズにも引き続き参戦しグランツーリスモシーンをリードします!

チーム②西日本工業大学eスポーツ同好会

県内の大学で最大規模の所属学生数を誇る西日本工業大学eスポーツ同好会が登場!「League of Legends」、「APEX Legends」、「VALORANT」の3つをメインに活動、「League U」公式大会に参加。「工学×デザイン」、「福祉活動」、「地域イベントの参加」にも取り組み、チャレキッズ(障がい児向けの職業体験イベント)にへの参加など学内外において活発な活動を展開しています。

チーム③戦国ゲーミング Sengoku Gaming

もはや説明不要なほど有名な戦国ゲーミングの株式会社戦国西田圭代表取締役が登場!九州で愛され世界で活躍するeスポーツチームとしての心意気、eスポーツにかける想いについてお話しいただきました。

まさにサイエンス!専門家トークセッション

当イベント最大の「FeRCらしさ」は各専門家によるトークセッションでした!初の著書【eスポーツの科学】執筆陣を中心に、様々な領域の専門家が次々と登壇。eスポーツを巡る研究/知見/考察/展望をサイエンスに基づいてわかりやすくトークしました。

なお各トークセッションは全編、動画公開予定です。

脳科学×eスポーツ 夏目季代久教授/斉藤嘉子先生
豊前市高齢者研究について紹介する斉藤嘉子先生
リアルスポーツとの共通項 井上氏/土井氏

ボディケアとツボについて講演する鍼灸師杉本晃一先生
シルバーeスポーツを紹介する作業療法士大川照明先生
リモート出演の作業療法士植田友貴先生
ゲームとの付き合い方 神崎保孝先生/柴田真理子氏
専門学生に聞こう!eスポーツをお仕事に!TECH.C福岡の皆さん
学生さんの積極的で視野の広いトークに大盛り上がり
eスポーツ選手の能力をひもとく 古門良亮先生/伊藤僚洋先生
全セッション中、最もガチでコアなトークに古門先生も大興奮

eスポーツサイエンスを福岡から

FeRCは「クロスeスポーツ」を掲げています。×医療、×教育、×就職、×科学…eスポーツとのクロスでより輝く世界観。皆さんに体験してもらえるイベントを、FeRCでは今後も展開してまいります。視察いただきました各自治体の皆さま、協賛いただきました各団体様、運営参画いただいた会員各位はじめ各方面の皆さまに心より御礼申し上げます。

▷FeRC×SDGsこちら https://www.ferc.jp/news/sdgs1225/

続きを読む

【開催告知】8月5日ファミリeフェス!

2022.6.26

ファミリeフェス 8月5日(金)開催

▷イベントUR https://family-efes.com/

▷開催日時 2022年8月4日(木)16:00~18:00 事前招待客、各メディア向けイベント
8月5日(金)11:30~18:00 一般開放

▷会場 esports Challenger’s Park(チャレンジャーズパーク)

    福岡市中央区渡辺通4-9-25天神ロフトビル8F  MAP

▷参加費用 無料

▷対象 どなたでも可能 高校生/専門学校生/大学生/eスポーツ選手・愛好者/e スポーツに関わる産業界小さなお子様からご高齢の方まで幅広い年齢の方を対象とする

▷参加方法 専用ページにて7月中旬より申込み開始予定

▷主催:Kyushu Famil ‘e’ sports Fes実行委員会(作花浩聡会長)
 共催福岡eスポーツリサーチコンソーシアム( FeRC)日本コンベンションサービス株式会社

▷協賛:QTnet ほか

▷後援 豊前市、西日本新聞社、TNCテレビ西日本、FBS福岡放送、RKB毎日放送、九州朝日放送、福岡天神医療リハビリ専門学校、西日本工業大学、福岡国際医療福祉大学、九州医療専門学校、九州産業大学(予定)

福岡発のeスポーツサイエンスイベント

eスポーツのプラス面とマイナス面に向き合いながら、e スポーツの健全な発展とプレイヤーの健全な育成にむけて e スポーツに関する科学的な研究を行い、エビデンスを構築していく取り組み。それがeスポーツサイエンスです。
eスポーツサイエンスは我々の生活のあらゆるシーンに役だっています。地域活性、 TECH 加速、医療、化学、教育、就職、危険予測、そして夢や IKIGAI (いきがい)にもつながるものです。
本イベントでは、FeRC の特色である複数の大学から集まった分野の異なる研究者ならびに複数の専門学校、 IT 企業、弁護士、税理士、視能訓練士、臨床心理士、眼科医療分野の企業、スポーツスクール、元プロサッカー選手、e スポーツ指導者、e スポーツ協会など、数多くの分野のプロフェッショナルが集い、老若男女全ての方に向けて、楽しみながら e スポーツを学ぶ場を提供いたします。

福岡のeスポーツ専用施設チャレンジャーズパーク

協賛企業募集!

ファミリeフェスの取り組みにご賛同いただけるスポンサー協賛企業様を募集しています。皆様の厚いご支援・ご協力をお願い申し上げます!詳しくはイベント専用ページをご参照ください。▷イベントUR https://family-efes.com/

 

続きを読む

西日本新聞 磯貝理事長寄稿掲載

2022.6.24

2022年6月5日 西日本新聞【オピニオン】にFeRC磯貝浩久理事長の寄稿が掲載されました。

思い込み廃し、正しい知識を

eスポーツの本格的なスタジアムが昨夏、福岡市にオープンし、プロ野球の福岡ソフトバンクホークスやサッカーのアビスパ福岡が参入したプロチームが次々に発足するなど、eスポーツが九州でも広がりを見せている。

eスポーツは「エレクトロニックスポーツ」の略で、広義には電子機器を用いて行う娯楽、協議、スポーツ全般を指す。要するに、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称である。

スポーツは身体を大きく使い、額に汗して競い合うイメージが強い。ゲームで戦う℮スポーツがなぜスポーツなのかは、スポーツの本質から考えることが大切だ。スポーツ(sport)は、仕事など必要不可欠な事柄から離れることから転じて、気晴らし、遊び、楽しみ、休養を指すラテン語のdeportare(デポルターレ)が語源とされる。つまり、気晴らしや楽しさがスポーツの本質である。その意味で、ゲームの対戦を楽しむ℮スポーツもスポーツと見なされるだろう。のみならずeスポーツは、時間や場所を選ばず、遠くにいる人とも競技ができ、また年齢は性別を問わず楽しめるという、これまでのスポーツにない魅力や可能性を秘めている。

一方で、ゲーム障害が問題とされている。世界保健機関(WHO)は2019年「ゲーム症/ゲーム障害」を新たな依存症と認定した。ゲームにのめり込み過ぎて日常生活に支障が出る人もおり、ゲーム障害に陥る危険性は理解する必要がある。臨床心理士などの指導で予防策をとることも有効だろう。eスポーツ選手の中には毎日の練習時間を決め、一定時間ごとに休憩するなど、工夫してプレーする人も多い。「ゲーム=悪」と決めつけず、ゲームとの関わり方への自己コントロールを失わないことが重要になる。

eスポーツには負の側面だけでなくプラス面も多く指摘されている。ゲーム中に脳の中央実行機能が活発に活動して脳の活性化に役立つことが報告され、空間認知能力などの認知機能が向上するとの指摘もある。高齢者の認知症予防や認知機能の改善に向けての研究も進められている。

eスポーツについては、固定観念や思い込みで判断するのではなく、正しい知識を得て、良しあしを客観的に理解することが大切である。

磯貝浩久 PROFILE

九州産業大学人間科学部教授。福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(FeRC)理事長。専門は行動認知心理学、スポーツ心理学。共著に「eスポーツの科学」など多数。

続きを読む