【8/27開催】北九州でeスポーツサイエンス体験会

2022.8.23
【8月27日開催】★オンライン参加者募集中!★eスポーツを科学しよう!
eスポーツサイエンス体験会

スペースLABO ANNEX(北九州市八幡東区)にてeスポーツサイエンス体験会を開催します

イベント詳細ページ https://www.kitaq-youth.com/%e3%80%908%e6%9c%8827%e6%97%a5%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%80%91e%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84%e3%82%92%e7%a7%91%e5%ad%a6%e3%81%97%e3%82%88%e3%81%86%ef%bc%81e%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84/

〇開催日時
 8月27日(土)
 10:00開場
 10:30~16:00

〇定員
 小・中・高校生:20名
 保護者:20名 (すでに来場参加枠は予約受付終了しました)
 ※別途オンライン視聴可能(大人・小人各20名)

〇対象
 小学3年生~高校生

〇参加費
 無料

〇開催会場
 〒805-0071
 八幡東区東田2丁目2-11 スペースラボ
 (旧イノベーションギャラリー)

ただゲームを楽しむだけじゃない!
レーシングゲームやゲーミングPC、家庭用ゲーム機のプレイ体験はもちろん、眼や心とeスポーツの関係、体や眼のケア方法についても学べます。
単なるゲームにとどまらず、科学的・学術的な視点からeスポーツを体験するための魅力的なプログラムが満載です。
eスポーツに関わる様々な分野についても学べる1日を過ごしてみませんか?

※当イベントのリアル会場参加分は定員に達したため受付終了しました。
 オンライン参加分は受付中です!

 オンライン申込フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScRrvXBRG2K2tl-CnZYjP39rPj04IQuJV53lrEpyl8_6drcag/viewform?fbclid=IwAR3RONv5U__Qj3DkIBSp_R3-yDUhEfsxRVCUOKqh94gTFu1kSmxMD76ZA1E

イベント内容

●セミナーエリア


 視能訓練士や臨床心理士によるセミナーやトークセッションを開催。
 暮らしの中でも役立つ情報や勉強にも生かせる内容を学べます。

●トレーニング・コンディションエリア


 アビスパ福岡を始めプロスポーツでも取り入られている脳を鍛えるトレーニングを体験。
 眼の検査や鍼灸師による鍼灸体験など盛だくさん!

●eスポーツ・ゲーム体験エリア


 サクサク動くゲーミングPCや、Nintendo Switch・PS4のほか、
 ミニファミコン・ミニスーファミなど家庭用ゲーム機のプレイ体験ができます。
 また、プロプレイヤーによるレーシングゲームのレクチャーも受けられます!

【主催】

eスポーツサイエンス体験会実行委員会

【共催】

福岡eスポーツリサーチコンソーシアム北九州市立ユースステーション特定非営利活動法人里山を考える会

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【イベントレポート】eスポーツ科学体験会

2022.3.17

2022年3月13日(日)13:00~北九州市立ユースステーションにてeスポーツ科学体験イベントを開催しました。

3分でわかる動画はこちら

全国初?のeスポーツ科学体験イベント

FeRCではeスポーツをきっかけに関連する研究/職業/進学/医療/教育など様々な世界を体験できるイベントを展開してまいります。

おそらく全国初?かもしれませんが多様なeスポーツ研究団体FeRCらしいエデュテインメント(娯楽+教育)イベントを提供します。

“クロス”eスポーツに注目する参加者

中学生高校生を中心としながらも様々な方々にご参加いただきました。まずは北九州市立ユースステーションさん/FeRC作花会長からご挨拶。磯貝理事長からはFeRC初の監修本【eスポーツの科学】を紹介しながら、eスポーツを起点とした世界の広がりについてお話ししました。“クロス”eスポーツとは、医療×eスポーツ、地域創生×eスポーツなど様々な要素とeスポーツをかけ合わせる事で生まれる新たな世界観を指します。

FeRCが考えるSGDsは関連記事参照 https://www.ferc.jp/news/sdgs1225/

初開催ながら多くの皆様にご参加者が
eスポーツの科学について解説する磯貝理事長
ニワカレーシング登場

そもそもeスポーツってどんな感じ?ゲームに慣れ親しむ人は多いもののeスポーツはいま一つ馴染みがないという方が多いのも現実。

そこでFeRC参画のニワカレーシングから太田監督/堤口選手が登場。グランツーリスモで福岡から世界へを合言葉にJeGTなどに果敢にチャレンジするチーム説明ののち、第一線で活躍する堤口選手のドライビングをみんなで見学! 

協力/ニワカゲームス

左)太田監督 右)堤口選手
堤口選手のドライビングテクニック披露
小さな挑戦者をサポートする堤口選手

このあと、参加者はチームごとにグランツーリスモにチャレンジ!想像以上に現実的な走行が求められることがわかり大いに盛り上がりました。グランツーリスモはF3プロドライバーを輩出するなど、ゲームではないドライビングシミュレータとしての高度な技術が求められます。ニワカレーシングの目指す世界観に参加者からも驚きの声が。

コンディションゾーン【視機能チェック!】

eスポーツは身体運動については限定的なぶん、「眼で見る」ことがとても重要。多くの保護者が「ゲームをやりすぎると眼が悪くなるのではないか」と心配し、eスポーツプレーヤーからも「眼が疲れる」という声が多く聞かれます。

FeRC参画の眼の専門家【視能訓練士】による視機能チェック体験(コンディションゾーン)を設置。ふだんなかなか体験する機会が少ない両眼視機能の専門家による眼科的な検査体験とミニ講演を行いました。 

 協力/潮井川修一先生(福岡国際医療福祉大学視能訓練学科)/一般社団法人みるみるプロジェクト

左)潮井川修一先生 右)平良美津子先生
眼の調節力酷使をチェックする機器測定
小さなお子様の眼のチェックも重要!
屈折値など自身のデータを見ながら解説
参加者からの質問に丁寧に応える潮井川先生

単に裸眼視力だけでなく“屈折値”などなかなか検査結果を知ることのない項目についてお知らせし、年1回程度の眼科受診の大切さや視能訓練士(国家資格)の存在についてお伝えしました。参加者からは「こんな丁寧な検査はじめて受けた」「眼の世界って奥深いんですね」「眼科に行ってみようと思います」など楽しみながら良くわかったと嬉しい声が上がっていました。

最新脳科学トレーニングNeuroTracker体験

パフォーマンスゾーンでは、スポーツ科学はじめ幅広い分野から注目されている脳科学トレーニングNeuroTracker体験を提供しました。スポーツ心理研究者である磯貝浩久教授(九州産業大学)による脳の認知機能の重要性とニューロトラッカーがリアルスポーツで広く活用されている状況のレクチャー後、皆さんに体験してもらいました。

協力/一般社団法人行動評価システム研究所(BASラボ)

NeuroTracker研究も手掛ける磯貝浩久教授のサポート
あらゆる年代に注目の複数対象追跡(MOT)トレーニング
アビスパ福岡ほかトップチームも導入

複数対象追跡(MOT)NeuroTrackerは、集中力の向上/感情コントロール/注意力の向上などが期待される最新の脳科学トレーニングです。モントリオール大学ジョスリン・フォーベー教授により開発され、世界中で研究やトップチーム活用が行われています。

体験し学びながら笑顔あふれるイベントに

参加者も運営側も楽しくあっという間の時間でした。エンディングではグランツーリスモ驚異のタイム記録者も!年齢性別経験の差を超え皆さんと一緒になれるeスポーツと科学の可能性をあらためて感じるイベントとなりました。

参加者皆さんに賞品も

感謝申し上げます

イベント開催にあたっては趣旨にご賛同され、準備から当日の運営までご一緒いただきました北九州市立ユースステーション様/里山を考える会の皆様に深く感謝申し上げます。

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【イベント】3月13日北九州市立ユースステーション

2022.3.2

【eスポーツサイエンスイベント】参加者募集!

eスポーツサイエンス体験イベント開催

日時:3月13日(日)13:00~15:00

場所:北九州市立ユースステーション(北九州市八幡西区黒崎3丁目15-3)

対象:中学生/高校生

定員:10名(先着順の為、定員になり次第受付終了となります)

申込方法:3つのどれでも申し込みできます

1:電話(093-621-0132)
2:メール(info@kitaq-youth.com)
3:申し込み専用フォームはこちら

 

“eスポーツサイエンス” “Ⅹ(クロス)eスポーツ”を体験しよう

eスポーツは単にデジタルゲームによる競技という枠を超え、それを通じて様々な世界を知る/繋がることができます。

リアルスポーツ/健康・&医療/障がい者バリアフリー/スポーツ科学/地域創生etc…

〇〇×eスポーツ、と何かをかけ合わせる事で広がる素晴らしさ。

私たちFeRCは“Ⅹ(クロス)eスポーツ”をキーワードとして掲げました。

FeRCに参画する多彩な専門家がeスポーツサイエンスの立場から、幅広く皆さんに“Ⅹ(クロス)eスポーツ”を体験していただくイベントを開催します。

 

イベントコンテンツ①ニワカレーシング走行体験会

福岡市を拠点に世界を目指すeモータースポーツ【ニワカレーシング】が登場。太田監督・堤口選手(JEGT認定ドライバー)と共にグランツーリスモ走行体験が出来ます。現役プロレーサーを輩出するeモータースポーツの世界を体験してください。

協力:ニワカレーシングニワカゲームス

イベントコンテンツ②眼のコンディションチェック!

eスポーツで最も注目される“眼”。今のあなたはベストなコンディション見え方でしょうか?

両眼視機能の専門家である視能訓練士(国家資格)が、あなたの視機能をチェック。ふだんあまり体験することのない機会かも!?

eスポーツ/学習/部活動など各場面であなたの力を十分発揮できるコンディションとは?結果を踏まえたアドバイスも行います。

協力:福岡国際医療福祉大学潮井川修一先生/(一社)みるみるプロジェクト平良美津子先生

イベントコンテンツ③NeuroTrackerトレーニング体験

パフォーマンスとは、あなたの保有する能力のこと。勉強にもスポーツにもこの能力を高めるよう頑張っていますよね。

スポーツ科学では能力を鍛え高めるだけでなく、せっかく獲得した能力を最大限発揮できる【パフォーマンスの最大化】が重要視されています。

マンチェスターユナイテッドはじめ世界のトップスポーツチームが採用する脳科学トレーニングNeuroTrackerは、集中力/判断力/注意力を高め、認知能力を向上するトレーニング。eスポーツ界でも導入が始まっています。

NeuroTracker研究の最前線で活躍する磯貝浩久教授(スポーツ心理/九州産業大学)の解説のもと、トレーニング体験できます!

協力:九州産業大学磯貝浩久教授/(一社)行動評価システム研究所

定員になり次第締め切りです。ご興味のある中学生/高校生/保護者の方は、ぜひお申し込みください。

日時:3月13日(日)13:00~15:00

場所:北九州市立ユースステーション(北九州市八幡西区黒崎3丁目15-3)

対象:中学生/高校生

定員:10名(先着順の為、定員になり次第受付終了となります)

申込方法:3つのどれでも申し込みできます

1:電話(093-621-0132)
2:メール(info@kitaq-youth.com)
3:申し込み専用フォームはこちら

 

 

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【研究者インタビュー】平良美津子 視能訓練士①

2021.7.7

【研究者の眼】平良美津子 視能訓練士①

参画研究者の知見をご紹介する企画「研究者の眼」

今回はフェルク設立時、唯一の眼の専門家/視能訓練士として参画した平良美津子先生にお話をうかがいました。

『eスポーツと眼』は、eスポーツに関わる実に多くの人が気にしているテーマです。子どもたちの夢を大切にしたいと語る平良先生がFeRCに参画した想いと背景についてお話しいただきました。文責:FeRC事務局


視能訓練士という職種

事務局:平良先生、本日はよろしくお願い致します。平良先生はFeRC設立時から参画いただいているお一人ですが、さっそくながら先生の専門領域、視能訓練士という職種について、ご紹介頂けますでしょうか。

平良:こちらこそ宜しくお願いします。

「視能訓練士」(certified orthoptist 略称CO)は1971年(昭和46年)に設立された国家資格です。私たちの世代はCOではなくORTという略称の方が馴染みがありますね。

子どもからお年寄りまであらゆる年齢層の方々への一般的な眼科検査、小児の弱視・斜視の視能矯正や視機能の検査などをおこなう国家資格を持つ専門技術職です。主に眼科で勤務する両眼視機能のスペシャリストと紹介される事が多いのですが、主な業務として①視能矯正②視機能検査③健診業務④ロービジョンケアの4つがあり、「視能訓練士法」という法律の下、資格設立以来1万6千名以上の国家資格合格者がいらっしゃるそうです。※通算 視能訓練士協会の実態調査では約7,700名の視能訓練士が実際に働いているとされています。

残念ながらまだまだ知られていない職種の一つでもあります。もっと頑張って知って頂ければ!とも思っております。

私も専門学校卒業・国家試験合格以来、眼科医の先生のもと市立病院や眼科クリニックで働いてきました。眼科を受診する最も多い世代は65歳以上のご高齢患者様。水晶体が加齢と共に濁る白内障や眼圧が高く視神経が傷つけられる緑内障など様々な眼疾患があります。続いて10歳以下の小児が多く、両眼視機能獲得のための発達段階で正常な発達が邪魔される弱視・斜視といった治療などが挙げられます。

私は新卒で入職した北九州市立若松病院ではこのご高齢患者様を中心とした検査などを担当し、その後人生の師として尊敬する大里眼科クリニック辰巳貞子先生のもとでは小児眼科の検査を中心に経験する事が出来ました。眼科医の先生方のご指導や学会参加などを通じて、まだまだ未熟ながらとても良い勉強をさせて頂いています。

小児眼科で聞く「eスポーツ選手になりたい!」

事務局:平良先生といえば小児眼科、とFeRC内でもよく知られていますがその平良先生がなぜeスポーツ研究のFeRCに参画されたのでしょうか?

平良:小児眼科では0歳の乳児から3歳~8歳ぐらいのお子様が多いのですが、私は検査や訓練をスムーズにするためにもお子様たちとのコミュニケーションを重視しています。「将来何になりたい?」とよく聞くようにしているんです。「ケーキ屋さん!」「プロ野球選手!」など色とりどりの夢を聞かせてくれて私自身の仕事のモチベーションにもなっています。

そんななかで最近特に「eスポーツ選手になりたい!」というお子様が目立って増えてきたことに驚いていました。どのお子様も眼をキラキラさせて話してくれるんです。これがFeRC参画の動機になりました。

わたし個人は幼い頃からほとんどゲームで遊んでこなかったので「eスポーツ??なにそれ??」と全く知らなかったんですよね(笑)よく「FeRC参画されるぐらいだから、平良さんもゲーム好きなんですね~!」と言われるのですけど。

小児眼科の外来検査中の平良先生

子どもには無限の可能性があって、無限の未来・夢があります。お子様がどんな夢をもっていても、全てを肯定したい。どんな夢でも否定せず、好きなことを伸ばして欲しいと願っています。「これが好き!」「あれをやりたい!」そういった興味や気持ちが子どもの心身の発達を大いに促すのではないかと信じています。

eスポーツをよく知らなかった頃から「そっかぁ、素敵だね!」とこちらまで嬉しくなる想いで聞いていました。

保護者には最も心配なジャンルの一つ

お子様とそういう話をしていると、直後に保護者様が「もう~ゲームばっかりして!」と声が上げるパターンも多いです。そう、ゲームが好き!というお子様をもつ保護者にとって、まずは心配事が先立つことがとても多いのも事実なんです。

FeRCでも臨床心理士神崎保孝先生が「ゲーム障害」について丁寧に解説されていてたいへん勉強になります。一方でかなり過激な口調で警鐘を鳴らすような本が発売されてします。このゲーム障害と同様に、「ゲームをすると眼が悪くなるのではないか」と懸念される保護者様が一般的ではないでしょうか。

NHKなどをはじめ、マスコミでも「子どもたちの近視が増えている」などの特集が放映されたりしました。実際に日本眼科医会をはじめ関連学会では子どもの近視が増加している事が報告され、眼科医の先生方や視能訓練士による文部科学省の実態調査が行われています。

eスポーツイベントで小学生と交流

これとは別に、FeRCに参加していると様々な方(研究者・トッププレーヤーなど)から「何か眼が良くなるトレーニングとかありますか?」「どの目薬を買えばいいですか?」などの質問を頂く事があります。eスポーツやゲームに関わる人々にとって、眼に対しての関心の高さがうかがえます。

ごちゃごちゃな状況を整理したい

事務局:eスポーツはリアルスポーツ以上に視覚に依存する割合が多い気がするので、どなたも眼についての関心が高いのでしょうね。それと、実際に眼の疲れや痛みなどを経験しているプレーヤーが多いと思います。平良先生は眼の専門家としてeスポーツをどのように考えておられますか?

平良:まず、ゲーム=全て眼に悪いというざっくりとしたイメージはあまりに暴論な気がします。神崎先生もインタビューで指摘されていた通り、子どもたちが大好きなゲーム=全て眼に悪い、というモラルパニックにならない事を願っています。

眼に悪いかどうかでいうと勉強ですら、やり方次第で「眼が悪くなった」という事例も少なからずあります。野球など屋外スポーツにより紫外線が眼に与える影響を研究なさっている眼科医の先生もいらっしゃいますし、ゲームだけが全て眼に悪いという理解はちょっとごちゃごちゃしてしまっているなという印象です。

そもそも「眼が悪くなる」という表現自体がかなりざっくりしていて、眼科関係者泣かせな言葉なんです(笑)。

これを徐々にでも整理していくには、眼の構造や見える仕組みなど、基本的な眼についての知識が一般の方々に正しく広まる事が大切な第一歩だと考えています。

子どもの眼の発達をまず知って欲しい

事務局:平良先生は、まず子どもの眼の発達に対する理解が重要だ、とおっしゃってますね。

平良:はい。年齢に関わらず眼についての基本的なご理解としてまず知って頂きたいのはそこです。

子どもの眼は出生直後からよく見えているわけではありません。

新生児は視力0.02~0.04程度といわれ、物を見る事で視機能が発達していきます。網膜黄斑部が完成して中心窩でものを見る事が出来るようになり、両眼で同時に見る事を獲得し、精密な立体視(遠近感を感じる能力)までしっかり獲得するのは6歳~8歳前後といわれています。これが両眼視機能の獲得です。

ー両眼視機能とは立体を感じる能力ー

左右の眼で見た像を、脳で1つの像にまとめることを両眼視機能といいます。この両眼視機能を獲得することで、奥行き感や立体感など3Dを感じ取れるようになります。両眼視機能は斜視や弱視がない場合は6歳頃までに獲得されます。この生まれてから眼が発達し両眼視機能を獲得する妨げとなるのがいわゆる弱視・斜視です。

詳細は一般社団法人みるみるプロジェクトのホームページでご紹介しています。

私たちがふだん使っている「見える」「見る」という機能は、生まれてから時間をかけて徐々に獲得していくもの、という事をまずはご理解いただきたいと思います。

事務局:平良先生が語る、eスポーツを愛する人々にお伝えしたいコト、②に続きます!


【平良美津子】たいらみつこ 視能訓練士

北九州市出身/大分視能訓練士専門学校卒業。北九州市立若松病院などで勤務後、1年間トラックドライバー経験。医療法人大里眼科クリニック(北九州市門司区)勤務、師と仰ぐ辰巳貞子先生のもとで小児眼科を学ぶ。福岡市立こども病院眼科を経て、現在複数の眼科クリニックで勤務。制作/監修した「みるみる手帳」(子どもの弱視斜視治療のための管理手帳)は全国300以上の眼科医療機関で活用中。後進の視能訓練士育成/異業種交流(弱視就学支援・eスポーツ研究等)にも積極的に関わる。日本視能訓練士協会会員/日本弱視斜視学会会員/一般社団法人みるみるプロジェクト参与/福岡eスポーツリサーチコンソーシアム参画会員。Twitterアカウント https://twitter.com/ORTM13?s=20 

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