eスポーツサイエンス【紹介movie】公開

2022.10.7

2022年8月5日開催しました【ファミリeフェス】紹介movieを公開します。福岡発のeスポーツサイエンスイベントは全国的にも珍しく、地方自治体や企業団体の方からもご興味いただいています。ご参加出来なかった方もどうぞご参照ください。

▷イベント概要(フルバージョン)

▷イベント概要(shortバージョン)

▷体験型展示コーナー紹介

▷当日ライブ全編movie

https://www.youtube.com/watch?v=HmbaoSwxVSc


地方自治体/企業/団体の皆さまへ

eスポーツサイエンスイベントへのお問い合わせありがとうございます。

上記movieをご覧いただいたうえでご相談くだされば幸いです。

(ファミリeフェス関連ページ)

▷イベント当日レポ https://www.ferc.jp/event/rep20220806/

▷日本コンベンションサービス イベント報告ページ https://www.convention.co.jp/result/d…

▷イベント事前告知ページ https://family-efes.com/

 

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西日本新聞 磯貝理事長寄稿掲載

2022.6.24

2022年6月5日 西日本新聞【オピニオン】にFeRC磯貝浩久理事長の寄稿が掲載されました。

思い込み廃し、正しい知識を

eスポーツの本格的なスタジアムが昨夏、福岡市にオープンし、プロ野球の福岡ソフトバンクホークスやサッカーのアビスパ福岡が参入したプロチームが次々に発足するなど、eスポーツが九州でも広がりを見せている。

eスポーツは「エレクトロニックスポーツ」の略で、広義には電子機器を用いて行う娯楽、協議、スポーツ全般を指す。要するに、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称である。

スポーツは身体を大きく使い、額に汗して競い合うイメージが強い。ゲームで戦う℮スポーツがなぜスポーツなのかは、スポーツの本質から考えることが大切だ。スポーツ(sport)は、仕事など必要不可欠な事柄から離れることから転じて、気晴らし、遊び、楽しみ、休養を指すラテン語のdeportare(デポルターレ)が語源とされる。つまり、気晴らしや楽しさがスポーツの本質である。その意味で、ゲームの対戦を楽しむ℮スポーツもスポーツと見なされるだろう。のみならずeスポーツは、時間や場所を選ばず、遠くにいる人とも競技ができ、また年齢は性別を問わず楽しめるという、これまでのスポーツにない魅力や可能性を秘めている。

一方で、ゲーム障害が問題とされている。世界保健機関(WHO)は2019年「ゲーム症/ゲーム障害」を新たな依存症と認定した。ゲームにのめり込み過ぎて日常生活に支障が出る人もおり、ゲーム障害に陥る危険性は理解する必要がある。臨床心理士などの指導で予防策をとることも有効だろう。eスポーツ選手の中には毎日の練習時間を決め、一定時間ごとに休憩するなど、工夫してプレーする人も多い。「ゲーム=悪」と決めつけず、ゲームとの関わり方への自己コントロールを失わないことが重要になる。

eスポーツには負の側面だけでなくプラス面も多く指摘されている。ゲーム中に脳の中央実行機能が活発に活動して脳の活性化に役立つことが報告され、空間認知能力などの認知機能が向上するとの指摘もある。高齢者の認知症予防や認知機能の改善に向けての研究も進められている。

eスポーツについては、固定観念や思い込みで判断するのではなく、正しい知識を得て、良しあしを客観的に理解することが大切である。

磯貝浩久 PROFILE

九州産業大学人間科学部教授。福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(FeRC)理事長。専門は行動認知心理学、スポーツ心理学。共著に「eスポーツの科学」など多数。

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日刊工業新聞 磯貝理事長インタビュー掲載

2022.5.26

日刊工業新聞2022年5月16日紙面 磯貝浩久理事長インタビューが掲載されました。

著者登場~『℮スポーツの科学』 科学的エビデンスで健全な発展後押し 磯貝浩久氏(九州産業大学人間科学部教授)

2021年12月に発売されたFeRC初監修本『℮スポーツの科学』(編著:磯貝浩久/西園秀嗣)についてのインタビューです。

℮スポーツを科学の視点で捉えた『℮スポーツの科学」は好評発売中!

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【イベントレポート】eスポーツ科学体験会

2022.3.17

2022年3月13日(日)13:00~北九州市立ユースステーションにてeスポーツ科学体験イベントを開催しました。

3分でわかる動画はこちら

全国初?のeスポーツ科学体験イベント

FeRCではeスポーツをきっかけに関連する研究/職業/進学/医療/教育など様々な世界を体験できるイベントを展開してまいります。

おそらく全国初?かもしれませんが多様なeスポーツ研究団体FeRCらしいエデュテインメント(娯楽+教育)イベントを提供します。

“クロス”eスポーツに注目する参加者

中学生高校生を中心としながらも様々な方々にご参加いただきました。まずは北九州市立ユースステーションさん/FeRC作花会長からご挨拶。磯貝理事長からはFeRC初の監修本【eスポーツの科学】を紹介しながら、eスポーツを起点とした世界の広がりについてお話ししました。“クロス”eスポーツとは、医療×eスポーツ、地域創生×eスポーツなど様々な要素とeスポーツをかけ合わせる事で生まれる新たな世界観を指します。

FeRCが考えるSGDsは関連記事参照 https://www.ferc.jp/news/sdgs1225/

初開催ながら多くの皆様にご参加者が
eスポーツの科学について解説する磯貝理事長
ニワカレーシング登場

そもそもeスポーツってどんな感じ?ゲームに慣れ親しむ人は多いもののeスポーツはいま一つ馴染みがないという方が多いのも現実。

そこでFeRC参画のニワカレーシングから太田監督/堤口選手が登場。グランツーリスモで福岡から世界へを合言葉にJeGTなどに果敢にチャレンジするチーム説明ののち、第一線で活躍する堤口選手のドライビングをみんなで見学! 

協力/ニワカゲームス

左)太田監督 右)堤口選手
堤口選手のドライビングテクニック披露
小さな挑戦者をサポートする堤口選手

このあと、参加者はチームごとにグランツーリスモにチャレンジ!想像以上に現実的な走行が求められることがわかり大いに盛り上がりました。グランツーリスモはF3プロドライバーを輩出するなど、ゲームではないドライビングシミュレータとしての高度な技術が求められます。ニワカレーシングの目指す世界観に参加者からも驚きの声が。

コンディションゾーン【視機能チェック!】

eスポーツは身体運動については限定的なぶん、「眼で見る」ことがとても重要。多くの保護者が「ゲームをやりすぎると眼が悪くなるのではないか」と心配し、eスポーツプレーヤーからも「眼が疲れる」という声が多く聞かれます。

FeRC参画の眼の専門家【視能訓練士】による視機能チェック体験(コンディションゾーン)を設置。ふだんなかなか体験する機会が少ない両眼視機能の専門家による眼科的な検査体験とミニ講演を行いました。 

 協力/潮井川修一先生(福岡国際医療福祉大学視能訓練学科)/一般社団法人みるみるプロジェクト

左)潮井川修一先生 右)平良美津子先生
眼の調節力酷使をチェックする機器測定
小さなお子様の眼のチェックも重要!
屈折値など自身のデータを見ながら解説
参加者からの質問に丁寧に応える潮井川先生

単に裸眼視力だけでなく“屈折値”などなかなか検査結果を知ることのない項目についてお知らせし、年1回程度の眼科受診の大切さや視能訓練士(国家資格)の存在についてお伝えしました。参加者からは「こんな丁寧な検査はじめて受けた」「眼の世界って奥深いんですね」「眼科に行ってみようと思います」など楽しみながら良くわかったと嬉しい声が上がっていました。

最新脳科学トレーニングNeuroTracker体験

パフォーマンスゾーンでは、スポーツ科学はじめ幅広い分野から注目されている脳科学トレーニングNeuroTracker体験を提供しました。スポーツ心理研究者である磯貝浩久教授(九州産業大学)による脳の認知機能の重要性とニューロトラッカーがリアルスポーツで広く活用されている状況のレクチャー後、皆さんに体験してもらいました。

協力/一般社団法人行動評価システム研究所(BASラボ)

NeuroTracker研究も手掛ける磯貝浩久教授のサポート
あらゆる年代に注目の複数対象追跡(MOT)トレーニング
アビスパ福岡ほかトップチームも導入

複数対象追跡(MOT)NeuroTrackerは、集中力の向上/感情コントロール/注意力の向上などが期待される最新の脳科学トレーニングです。モントリオール大学ジョスリン・フォーベー教授により開発され、世界中で研究やトップチーム活用が行われています。

体験し学びながら笑顔あふれるイベントに

参加者も運営側も楽しくあっという間の時間でした。エンディングではグランツーリスモ驚異のタイム記録者も!年齢性別経験の差を超え皆さんと一緒になれるeスポーツと科学の可能性をあらためて感じるイベントとなりました。

参加者皆さんに賞品も

感謝申し上げます

イベント開催にあたっては趣旨にご賛同され、準備から当日の運営までご一緒いただきました北九州市立ユースステーション様/里山を考える会の皆様に深く感謝申し上げます。

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FM福岡【プリズム ザ・インタビュー】磯貝理事長出演

2022.2.17
FeRC磯貝浩久理事長(九州産業大学)がFM福岡の番組にオンライン出演しました。
2週連続放送されます。
【エフエム福岡】
番組:プリズム ~ザ・インタビュー~   番組HPhttps://fmfukuoka.co.jp/program/pti/
パーソナリティ:西川さとりさん
放送①:2月11日(金)20:30~20:55
   磯貝教授のスポーツ心理研究とFeRC(eスポーツを科学する)活動のお話。これまでの成果。
放送②2月18日(金)20:30~20:55
   昨年末出版「eスポーツの科学」を軸に、これからの活動予定、計画中のイベント等。
アプリ【radiko】でお聞きください
プリズム~ザ・インタビュー~ │ FM FUKUOKA |
放送①分 ※2/17 23:59まで聴取可能
 
放送②分も放送時から1週間後までアプリで聴取可能です。
パーソナリティ 西川さとり さん
 同局の【Have Fan!!e-sports】(2021年12月終了)でFeRCの幅広いメンバーをお招きいただき、活動に深くご理解いただいています。今回も丁寧にインタビューくださいました。あらためて御礼申し上げます。

【参考過去記事リンク】
 
FM福岡 【Have Fan!!e-sports】は将来eスポーツで活躍する未来人の育成を目指して、関わる人々が毎週様々に出演しました。
   ※番組は2021年終了
(これまでの主な出演者)
中島賢一さん(福岡eスポーツ協会会長)☆古賀聡さん(ニワカソフト株式会社代表取締役)☆作花浩聡会長(大原学園福岡校eスポーツ部顧問)☆磯貝浩久理事長(九州産業大学)☆西薗秀嗣教授(九州産業大学)☆谷川剛士先生(TECH.C福岡)☆伊藤僚洋先生(FPSゲーミングコーチ)☆大原学園eスポーツ部の皆さん☆神崎保孝先生(臨床心理士)☆ニワカゲームス古川選手/荒木選手/龍選手/小田英天取締役/eスポーツ事業部太田寛さん鈴木達朗事務局長一般社団法人みるみるプロジェクト)☆古門良亮先生(西日本工業大学)☆夏目季代久教授(九州工業大学)☆平良美津子先生(福岡市立こども病院眼科視能訓練士)☆井上一馬さんリーフラス株式会社専務執行役員)☆福田歩さん/塩川実都さん(TECH.C福岡) その他多数
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